こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は日本で発行されたバイカラー・クラッド貨の詳細や買取相場についてまとめさせて頂きました。
バイカラー・クラッド貨は骨董としての価値は乏しいですが、2017年に傾打エラーコインが見つかっており、高額で取引されたことがあります。
バイカラー・クラッド貨とは
バイカラー・クラッド貨幣はヨーロッパのユーロ(EUR)などでは以前から利用されていましたが、日本で採用されたのは平成20年に発行された地方自治法施行60周年記念500円貨幣が初めてです。
異なる種類の金属板をサンドイッチ状に挟み込む「クラッド」技術で出来た円板を、それとは異なる金属で出来たリングの中にはめ合わせる「バイカラー」技術を用いて造ったコインとなっており、模倣や偽造がし難いという特徴があります。
近年は天皇陛下御在位30年記念500円硬貨でもバイカラー・クラッド貨幣が採用されており、今後発行される記念硬貨でも採用される可能性が高いです。
日本で発行されたバイカラー・クラッド貨
価値の高いバイカラー・クラッド貨の買取相場
傾打エラーコインの買取価格
画像は北海道500円バイカラー・クラッド貨のエラーコインです。傾打エラーとなっており表面の図柄と裏面の図柄が通常と異なり180度角度がズレています。
価値は高く2017年に実勢価格(業者が販売し市場で取引された値段)2.4万円で取引されました。そのため、同様のエラーコインは1万円を超える買取が十分期待できます。
1本ロールの買取価格
地方自治500円バイカラー・クラッド貨では画像のような1本ロールも存在します。1本に50枚の硬貨が入っており、額面は合計25,000円です。実勢価格は27,000円〜40,000円程度となっており、業者による買取価格は額面を超えることが一般的です。