過去30日間の銀価格の推移


過去1年間の銀価格の推移


過去5年間の銀価格の推移


地金価格の推移と銀貨の買取価格の関係

地金相場の影響を受ける銀貨

銀の地金価格の推移は上記のようになっております。近年発行された純銀メダル(例えば奄美群島復帰50周年記念貨幣発行記念メダルなど)などでは量目(重さ)が100gを超える物も珍しくなく、銀の地金価格が高騰すると、業者による買取価格も大幅に上昇する傾向があります。

記念硬貨(ワールドカップ記念1000円銀貨小笠原諸島復帰記念1000円銀貨)については元々、地金価格を大幅に超えるプレミアム価格で販売され、中古品市場での価格も銀相場と解離していることが多いため、地金価格が上昇しても買取価格の上昇幅は限定的なことが殆どです。

地金相場の影響を受けない銀貨

旭日竜小型50銭銀貨」「旭日大字5銭銀貨」「南鐐二朱銀」など江戸期〜大正期にかけて発行された古銭については銀の地金価値は殆ど重視されておらず、骨董(アンティークコイン)として市場で評価されているため、銀価格が高騰したとしても業者による買取価格への影響は殆どありません。

また、エラー銭などについても銀の地金価値ではなく、現存数が少ない事によるプレミアム価値が重視され取引されているため、銀価格が高騰しても買取価格への影響は殆どありません。

銀貨の買取相場まとめ

上記のように銀価格の変動はコイン(メダル・記念硬貨・古銭・エラー銭)の査定価格へ影響を与えますが、コインの種類や古さによって影響の度合いは異なります。

古銭を買取業者に売却する場合、通常、地金相場の影響を受けることは殆どありませんので、銀価格を気にせず査定してもらうと良いでしょう。

一方、近年発行された記念メダルや記念銀貨については地金相場の影響を受けますので、銀価格が高い時期に売却することをお勧めします。今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。