こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は昭和18年の未発行1銭と5銭硬貨の価値と相場について記載していきたいと思います。昭和18年銘の1銭や5銭というと価値の低いものが大半ですが今回取り上げる未発行硬貨は価値が高く高価買取が期待できます。

なお、一般的な昭和18年発行の1銭や5銭につきましては「価値が高い昭和13年と昭和14年の1銭貨」「昭和15年〜昭和20年の5銭貨の価値」をご覧ください。

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日本軍軍用貨幣の種類

第二次世界大戦中ジャワ占領地で使用する目的で製造されましたが輸送困難なため未発行で終戦を迎えました。額面は10銭、5銭、1銭が存在し5銭がもっとも価値が高いです。

昭和18年(皇記2603年)5銭アルミ貨の価値

昭和18年(皇記2603年)に作成された日本軍軍用貨幣ジャワ5銭アルミ貨です。重量0.85g、直径19mm、希少性が非常に高くカタログ価格は下記の通りとなっています。

カタログ種類 並品 美品 極上品
米国カタログ 60万円 75万円 100万円
日本カタログ 80万円 150万円

実勢価格はカタログ価格同様に高額で2011年に未使用が米国にて約300万円で取引されたことがあります。幻の古銭となっており市場に出回ることは滅多にありません。

ジャワ1銭アルミ貨の価値と相場

ジャワ1銭アルミ貨

昭和18年と昭和19年(皇記2603年と皇記2604年)に作成された日本軍軍用貨幣ジャワ1銭アルミ貨です。重量0.6g、直径16mm、発行枚数233,190,000枚(昭和18年)・66,810,000枚数(昭和19年)となっておりカタログ価格は下記の通りです。

昭和18年未発行ジャワ1銭貨幣

カタログ種類  美品 極美品 未使用
米国カタログ 4.5万円 5.25円 6万円
日本カタログ 3.5万円 5万円

昭和19年未発行ジャワ1銭貨幣

カタログ種類 美品 極美品 未使用
米国カタログ 4万円 5万円 7万円
日本カタログ 2.5万円 4万円

実勢価格は「未使用:7〜10万円程度」となっておりカタログ価格同様に価値が高いです。また、専門家でも知らない方が多いのですが、こちらの1銭硬貨は2603年銘に銀で作成された銀貨が存在し、銀貨は2011年に100万円を超える金額で米国にて取引されたことがあります。今回の記事が古銭の買取査定価格の参考になりましたら幸いです。