こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は平成20年に発行された「和同開珎千三百年記念プル-フ貨幣セット」の価値と買取相場について記載していきたいと思います。
こちらの貨幣セットは歴史的にも価値の高い和同開珎が描かれていますが、意外と申し込みが少なく、当初予定していた50,000セットではなく33,000セットの販売となりました。
和同開珎千三百年記念プル-フ貨幣セットの詳細
和同開珎千三百年記念プル-フ貨幣セットは2008年で和同開珎鋳造(和銅元年:708年)から千三百年にあたることを記念して販売されました。
セットの内容は平成二十年銘の1円から500円プルーフ硬貨と純銀製メダル、貨幣セットの販売数量は33000セット、当時の販売価格は10000円でした。
プルーフ貨幣セットの詳細
名称 | 和同開珎千三百年記念平成二十年銘プル-フ貨幣セット |
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当時の販売価格 | 10,000円 |
当時の販売方法 | 通信販売 |
販売数量 | 33,000セット(予定は50,000) |
合計額面 | 666円+メダル |
メダルは、銀銭の和同開珎をイメージして四角の穴をあけ、表面には「和同開珎」の文字を配し、裏面には和同開珎の鋳造が行われた708年と2008年をデザインしています。
貨幣セットの実勢価格と買取相場
近年発行された貨幣セットの実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)は当時の販売価格よりも低いケースが殆どです。
和同開珎千三百年記念プル-フ貨幣セットはプルーフで構成された美しい貨幣セットですが、価値の高いプルーフ貨幣セット(例えば、造幣東京フェア2010プル-フ貨幣セットなど)に比べると販売数量が多く、価値が低くなっています。
取引年 | 実勢価格 | 買取相場 |
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2013年 | 〜6000円 | 〜3500円 |
2014年 | 〜5000円 | 〜2500円 |
2015年 | 〜4000円 | 〜2000円 |
2016年 | 〜3000円 | 〜1500円 |
2017年 | 〜3500円 | 〜1700円 |
2018年 | 〜3000円 | 〜1500円 |
そのため、現在では実勢価格の上限が3000円程度、買取価格の上限が1500円程度となっています。
プルーフ貨幣セットまとめ
いかがだったでしょうか? 貨幣セットで価値が高いものとしては販売セット数が3,000以下のものがほとんどです。
今回取り上げた「和同開珎千三百年記念平成二十年銘プル-フ貨幣セット」は33,000セットも販売されており残念ながら価値はあまり高くありません。
しかし、貨幣の中にエラーコイン(「500円」「100円」「50円」「10円」「5円」「1円」)が混ざっていた場合、数万円から数十万円での買取になる可能性がありますので業者に査定してもらう前に一度、貨幣セットを確認してみることをお勧めします。今回の記事が硬貨の売却や換金の参考になりましたら幸いです。