こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は平成22年と平成23年に発行されたテクノプルーフ貨幣セットの価値と買取相場について記載して行きたいと思います。

テクノプルーフ貨幣セット2010の詳細

テクノプルーフ貨幣セット2010

テクノプルーフ貨幣セットは、造幣局で開発している技術をメダルに採り入れて紹介することをコンセプトにしたものです。

2010では平成22年銘の1円から500円と虹色発色技術を用いて製造した純銀製のメダルがセットになっており、当時、1万円で販売されました。

名称 テクノプルーフ貨幣セット2010
当時の販売価格 10,000円
当時の販売方法 通信販売
販売数量 20,000セット
合計額面 666円+メダル
メダルのデザイン

メダルは、表面に未来都市をイメージしたデザインを虹色発色技術(記念硬貨の新幹線鉄道開業50周年記念千円銀貨などでも採用されている技術)による光の反射を利用して表現し、裏面に干支の庚寅と竹の葉を配しています。

実勢価格と買取相場

近年発行された貨幣セットの実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)は当時の販売価格よりも低いケースが殆どです。

テクノプルーフ貨幣セット2010は当時の販売価格は1万円と高額でしたが近年、業者によって販売されている価格は5000円以下となっており、買取価格は2000円程度が上限となっています。

取引年 実勢価格 買取相場
2015年 〜6000円 〜3500円
2016年 〜6000円 〜3500円
2017年 〜4500円 〜2000円
2018年 〜4500円 〜2000円

テクノプルーフ貨幣セット2011の詳細

テクノプルーフ貨幣セット2012

2011では平成23年銘の1円から500円とチタン発色技術を用いて青色に発色させたチタン製の円板を銀製のリングの中にはめ合わせたメダルがセットになっており、こちらも当時1万円で販売されました。

名称 テクノプルーフ貨幣セット2011
当時の販売価格 10,000円
当時の販売方法 通信販売
販売数量 20,000セット
合計額面 666円+メダル
メダルのデザイン

メダルの表面は、太古の恐竜時代から未来都市へ、青色に輝く時空をタイムマシンで超える旅の様子を潜像技術を用いて表現し、裏面に干支の辛卯の文字と、すすきの中を飛び跳ねるうさぎを配しています。

実勢価格と買取相場

テクノプルーフ貨幣セット

テクノプルーフ貨幣セット2011では珍しいチタン発色技術を用いたメダルが同梱されているということもあり、2010に比べると高値で取引されています。

しかし、価値はそれほど高くなく近年の実勢価格の上限は6000円から7000円程度、業者による買取価格は4000円以下が相場です。

取引年 実勢価格 買取相場
2015年 〜8000円 〜5000円
2016年 〜9000円 〜6000円
2017年 〜7000円 〜4000円
2018年 〜6500円 〜3500円

テクノプルーフ貨幣セットまとめ

いかがだったでしょうか?残念ながら、どちらのプルーフ貨幣セットも価値があまり高く無いため、当時の販売価格に比べると安価での買取となってしまいます。

しかし、貨幣セットの中にエラーコイン(「500円」「100円」「50円」「10円」「5円」「1円」)が混ざっていた場合、数万円から数十万円での買取になる可能性がありますので業者に査定してもらう前に一度、硬貨を確認してみることをお勧めします。今回の記事が貨幣セットの売却や換金の参考になりましたら幸いです。