こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は正徳4年5月から正徳4年8月にかけて鋳造された正徳小判金の査定相場や売却相場について記載して行きたいと思います。

この小判は享保小判金とデザインが似ていますが、表面の「光次」の「光」の末画と「次」の第四画が重なる、いわゆる「重光次」となっているなど、若干の違いが見られます。

正徳小判金の詳細

正徳小判金

正徳小判金(武蔵小判)は正徳4年(1714)年のわずかな期間のみ鋳造されたため稀少性が非常に高くなっております。

鋳造量は僅か213,500両で品位は金857/銀143、量目17.72g、カタログ価格は下記のようになっています。

極美品 美品 並品
400万円 300万円 230万円

(*2020年の最新のカタログ価格に修正済み)

極美品 美品 並品
20,000USD 12,000USD 9,000USD

光次の書体の違い

光次の書体の違い

上記は慶長小判と正徳小判と享保小判の表面の「光次」の書体です。正徳小判と享保小判は書体が似ていますが、正徳では「光」の末画と「次」の第四画が重なっているのに対し、享保では離れています。

また、正徳と享保は慶長小判と比較すると、やや横広で、表面のたがね目が画一的となっています。主な違いはこの点のみですが、正徳は享保に比べ価値が高く、下記のような高額査定が期待できます。

正徳小判金の査定相場は?

下記は私が調べた正徳小判金の実勢価格と査定相場(買取相場)です(2014年〜2019年の取引価格を調査)。

詳細 実勢価格 査定相場
極美品 250万円 〜225万円

可能な限り多くの売買事例を掲載したかったのですが、取引事例が1事例しか見つかりませんでした。

実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)は250万円となっており、保管状態や売却時期が良ければ200万円を超えるような高額買取も期待できるでしょう!今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。