明治の竜二銭硬貨の価値と買取相場

こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は明治6年〜明治25年に発行された竜2銭銅貨の価値と買取相場について記載していきたいと思います。竜2銭では特年(明治6年・7年)やプルーフ、エラーコインで買取価格が高くなっています。

明治時代の2銭硬貨の価値と相場

明治6年〜明治25年まで発行された竜二銭銅貨です。明治6年〜明治10年については重量が14.3gとなっている一方、明治10年から明治25年に発行されたものでは重量14.26gと若干軽くなっています。

角ウロコ(左)と波ウロコ(右)

また、明治6〜明治10年までは角ウロコのデザインなのに対し明治10年から明治17年までは波ウロコのデザインとなっています。Y#18で直径31.8mm、明治6年など初期の古銭は価値が高くカタログ価格や発行枚数は下記の通りです。

日本のカタログ情報

米国のカタログ情報

2銭硬貨の実勢価格と買取価格

実勢価格(実際に市場で取引される値段)としては明治6年の未使用〜完全未使用(PCGS MS64)が2016年に市場にて11.8万円で売買されており、全体的に米国のカタログ価格より若干安価での売買が目立ちます。

また、状態が悪い場合の価値は低く、発行枚数が少なく希少な明治6年銘だとしても上記のような並品〜美品の場合「実勢価格=3000〜5000円前後」「買取価格=1000円〜3000円程度」まで下落します(明治6年銘以外だと並品〜美品の買取価格は数十円から数百円が相場です)。

買取価格が高いプルーフ2銭貨

なお、あまり知られていませんが明治に発行された2銭貨幣ではプルーフが存在します(プルーフとは鏡面の輝きのある古銭のことです)。このプルーフは明治13年銘が確認されており、市場では50万円〜100万円の値段で取引されることがあり、数十万円からの高価買取が期待できます。

2銭硬貨まとめ

いかがだったでしょうか？2銭硬貨は中途半端な額面だったということもあり明治17年以降は発行されませんでした(例外的に明治25年に発行がありますがごく僅かでした)。

業者による買い取り価格が高いのは発行枚数、現存数の少ない明治6年、明治7年と明治13年のプルーフです。今回の記事が古銭の買取査定価格の参考になりましたら幸いです。