こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は買取価格が高い明治4年の旭日大字5銭銀貨について記載して行きたいと思います。

明治に発行された古い古銭なので通常貨についても価値は高いのですがエラーコインやプルーフコインになると買取価格が一気に上昇し、プルーフについては100万円を超えるような高価買取が期待できます。

旭日大字5銭銀貨の詳細

旭日大字5銭銀貨

画像は明治4年の大日本旭日大字5銭銀貨です。前期と後期で若干デザインが異なり前期(下記の左図)では旭光線と玉の数が多いのに対し、後期では(下記の右図)旭光線と玉の数が少なくなっています。

旭日大字5銭銀貨の前期と後期

旭光線 玉の数
前期 66 79
後期 53 65

直径16.15mm(海外カタログだと16.20mm)となっており、量目(重量)は1.25g、日本のカタログ価格でも米国のカタログ価格と同様に前期の方が価値が若干高く、カタログ価格は下記のようになっております。

タイプ 極美品 未使用
前期 3万円 5万円
後期 2万円 4万円

(*2020年の最新のカタログ価格に修正済みです。)

旭日大字5銭銀貨の価値と買取価格

私が調べた旭日大字5銭銀貨の実勢価格(業者が販売し市場で取引された値段)と買取価格は下記の通りです。市場に出回るのは後期タイプが多くなっており、前期タイプの完全未使用が出回ることは少ないです。

前期は完全未使用だと5万円〜7万円程度の実勢価格、後期は4万円〜5万円程度の実勢価格が相場となっており、状態が良ければ4〜5万円前後での買取も期待できます。

タイプ 実勢価格 買取価格
前期 〜7万円 〜5.6万円
後期 〜5万円 〜4万円

価値の高いエラー旭日大字5銭銀貨

二重打ちエラー

通常の旭日大字5銭銀貨の買取価格は5万円程度が上限ですがエラーコインやプルーフになると価値が一気に上昇します。エラーとしては画像のような2重打ちエラーが何点か見つかっており、前期の未使用以上の二重打ちエラーになると実勢価格が15万円を超える事もあります。

買取価格は?

実勢価格が15万円の2重打ちエラーの買取価格は経験上、10万円〜13.5万円程度が相場となっています。エラーコインは現存数が非常に少ないので価値が高く、高価買取が期待できます。

価値の高いプルーフ旭日大字5銭銀貨

プルーフ旭日大字5銭銀貨

エラー銭(エラーコイン)よりも価値が高いものとしては画像のプルーフ旭日大字5銭銀貨が存在します。

このプルーフコインは日本や米国のカタログにも掲載されておらず、コレクターや専門家でも知らない方がいますが、直近だと2017年に海外で売りに出された事があり、当時、約160万円で取引されました。

このレベルの古銭が見つかることは稀ですが、もしお手元にある場合、100万円以上での買取も期待できます。今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。