こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は買取価格が高い昭和57年から平成11年の500円白銅貨(五百円玉)について記載していきたいと思います。
500円白銅貨(五百円玉)は様々なミント貨幣セットやプルーフ貨幣セットに組み込まれて販売が行われてきました。また、特年やエラーコインについては価値が高くなっており、額面を超える買取が期待できます。
500円白銅貨(五百円玉)の詳細
画像は昭和57年から平成11年にかけて発行された500円白銅貨(五百円玉)です。片面には竹と橘、もう片面には桐がデザインされており、詳細は下記の通りです。
五百円玉の詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
直径 | 26.5mm |
品位 | 銅750/ニッケル250 |
量目(重さ) | 7.20g |
特年 | 昭和62年と昭和64年 |
年号銘(昭和) | 昭和57年・昭和58年・昭和59年・昭和60年・昭和61年・昭和62年・昭和63年・昭和64年 |
年号銘(平成) | 平成元年・平成2年・平成3年・平成4年・平成5年・平成6年・平成7年・平成8年・平成9年・平成10年・平成11年 |
その他 | 昭和62年よりプルーフコイン有り |
500円白銅貨入り貨幣セットの詳細
500円白銅貨(五百円玉)は発行が開始された昭和57年に下記のようなミント貨幣セットへ組み入れが行われました(それ以前のミント貨幣セットは1円から100円玉までで構成されていた)。
また、昭和62年からはプルーフ500円白銅貨(五百円玉)が発行されるようになり、プルーフ貨幣セットとして販売されました。
画像は大蔵省造幣局から発売された昭和57年ミント貨幣セットです。昭和56年までのミントセットには500円玉が入っていませんでしたが、昭和57年からは500円玉が同封されています。
販売数が632,000点と多いためプレミアムの価値は乏しいですが、額面を超える買取(査定)は期待できます。
画像は昭和62年のプルーフ貨幣セットです。昭和62年銘から500円白銅貨(五百円玉)ではプルーフコインが造られるようになりました。
同時に画像のプルーフ貨幣セットも販売されており、昭和62年のものは特年の50円硬貨(50円玉)が含まれているため、プレミアムの価値が高くなっております。
500円白銅貨(五百円玉)や貨幣セットの買取相場
下記は私が調べた500円白銅貨や貨幣セットの実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)と買取相場です。
古銭詳細 | 実勢価格 | 買取相場 |
---|---|---|
エラー500円白銅貨 | 〜230,000円 | 〜200,000円 |
昭和57年ミント貨幣セット | 〜1,700円 | 〜1,100円 |
昭和62年プルーフ貨幣セット | 〜7,000円 | 〜4,500円 |
昭和62年 完全未使用 | 〜3,200円 | 〜2,000円 |
昭和64年 完全未使用 | 〜1,800円 | 〜1,000円 |
特年(昭和62年と昭和64年銘)以外の500円玉は銀行ロール出しの完全未使用だとしても額面程度の価値となっていますが、昭和62年や昭和64年の完全未使用ならば額面の数倍での買取も期待できます。
また、貨幣セットについては特年が含まれている昭和62年プルーフ貨幣セットの価値が高くなっており保管状態や売却時期が良ければ3000円を超える買取(査定)も期待できます。
最も価値が高いのは「価値の高いエラー500円硬貨の買取相場」の記事で紹介したエラーコインで、角度のズレ幅が大きい傾打エラーコインならば買取価格が10万円を超える事もあります。今回の記事が500円玉や貨幣セットの売却や換金の参考になりましたら幸いです。