こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は昭和39年に発行された東京オリンピック千円銀貨と百円銀貨の価値と買取相場について記載していきたいと思います。昭和39年に発行された東京オリンピック銀貨では一部のエラーコインなどで買取価格が高くなっています。
東京オリンピック1000円銀貨の買取相場
昭和39年(1964年)10月2日に発行された東京オリンピック1000円銀貨です。Y#80で重量は20g、直径35mm、銀の品位92.5%となっており、カタログ価格、発行枚数は下記の通りです。
米国のカタログ情報
発行枚数 | 15,000,000枚 |
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年号 | 昭和39年 |
極美品 | 2500円 |
完全未使用 | 4500円 |
日本のカタログ情報
並品 | 2000円 |
---|---|
美品 | 3000円 |
未使用 | 5000円 |
完全未使用 | 10000円 |
発行枚数が膨大なことから骨董品としての価値は乏しく市場で実際に取引される実勢価格も下記のように米国のカタログ価格と同等レベルとなっております。
実勢価格と買取相場
業者所在 | 古銭詳細 | 取引価格 |
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東京都 | 完全未使用(NGC MS66) | 7500円 |
愛知県 | 完全未使用(NGC MS66) | 6500円 |
兵庫県 | 極美品 | 1500円 |
広島県 | 準未使用 | 2000円 |
和歌山県 | 未使用(NGC MS64) | 4000円 |
和歌山県 | 未使用 | 2200円 |
業者による買取価格は?業者による買取価格は市場価格(取引価格)の6割〜8割程度が相場となっています。NGCやPCGSによる鑑定品でない場合、未使用だとしても買取価格は1100円〜1600円程度が相場です。なお、NGCやPCGSによる鑑定には5000円程度からの費用がかかるため鑑定はお勧めしません。
1000円エラー銀貨の買取相場
1000円銀貨では通常貨幣以外にエラーコインが存在します。エラーコインは傾打(角度ズレ)と呼ばれるエラーが殆どで表面か裏面の図案の角度が通常と異なります。角度のズレが大きければ大きいほど価値が高く、市場では3000円〜7000円程度で取引されています(買取価格は2000円〜4000円程度が相場)。
東京オリンピック100円銀貨の価値と相場
1964年TOKYOオリンピック百円硬貨です。Y#79で重量は4.8g、銀の品位60%、直径22.5mmとなっており、カタログ価格や発行枚数は下記の通りです。
米国のカタログ情報
発行枚数 | 80,000,000枚 |
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年号 | 昭和39年 |
極美品 | 450円 |
完全未使用 | 700円 |
日本のカタログ情報
並品 | 300円 |
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美品 | 500円 |
未使用 | 800円 |
完全未使用 | 1000円 |
こちらも発行枚数が多いことから価値はあまり高くなく、状態が良かったとしても1枚当たり200円〜500円程度の価値しかありません。ただ、エラーコインになると価値が上がり、1万円を超える買取になる事もあります。
東京オリンピックの硬貨セットの価値
単品での販売以外に1964年当時、画像のようなオリジナルケース入りの百円と千円硬貨のセットが複数の会社から発売されています。このセットの現存数は少ないのですが、骨董品としての評価は高くなく画像のようなセットでも買取価格は2000円以下となる事が殆どです。
オリンピック硬貨の買取相場まとめ
いかがだったでしょうか?東京オリンピック記念硬貨の価値は高くありませんが枚数が多くなれば数万円の買い取り金額となります。
また、買取価格が高いエラーコインが混ざっている可能性がありますので、売却を希望でしたら下記のような専門家に査定(鑑定)してもらう事をお勧めします。今回の記事が古銭の買取査定価格の参考になりましたら幸いです。