こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は平成27年に発行された造幣東京フェア2015貨幣セットの価値と買取相場について記載して行きたいと思います。

造幣東京フェア2015貨幣セットの詳細

造幣東京フェア2015貨幣セット

造幣東京フェア2015貨幣セットは平成27年当時、独立行政法人造幣局東京支局構内の特設販売所(東京都豊島区東池袋4-42-1)で販売されました。販売数量は4000セットで合計額面は666円、当時の販売価格は1,850円でした。

当時の販売価格 1,850円
販売数量 4000セット
合計額面 666円+メダル
パッケージのデザイン

パッケージのデザインには明治3年銘の20円金貨と平成27年に発行された東日本大震災復興事業記念10000円金貨が採用されています。

各硬貨の発行枚数と買取相場

貨幣セット

貨幣セットに入っている各硬貨の発行枚数は下記の通りです。この貨幣セットでは平成27年銘の500円から1円までの6種類の通常貨幣と純銀製の年銘板(メダル)が1枚が入っています。各硬貨の発行枚数は下記の通りで平成24年銘に比べると発行枚数が多く、価値は高くありません。

額面 平成27年の発行枚数
1円 82,004,000枚
5円 105,004,000枚
10円 203,004,000枚
50円 47,004,000枚
100円 410,004,000枚
500円 143,004 ,000枚

しかし、貨幣セット自体の販売数量が4000セットと少ないため現在ではプレミアムの価値がついており下記のように実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)は当時の販売価格(1850円)を超えることが多くなっています。

実勢価格 買取相場
1800円〜2700円 900円〜1800円

造幣東京フェア2015プルーフ貨幣セットの詳細

造幣東京

こちらのプルーフ貨幣セットは先ほどのミント貨幣セットと同様に造幣東京フェア2015「日本の金貨幣」で発売されました。販売数量は2387セットで合計額面は666円、当時の販売価格は13,371円でした。

当時の販売価格 13,371円
販売数量 2387セット
合計額面 666円+銀メダル
銀メダルのデザイン

銀メダル(品位は銀925/1000)は金メッキ仕上とし、表面には明治3年銘の20円金貨幣の表にデザインされている龍を虹色発色加工技術を用いて表現しています。裏面は同金貨幣の裏にデザインされている日章、八稜鏡、左右に日月を描いた錦旗等とともに「造幣東京フェア2015造幣局」の文字を配しています。

虹色発色加工技術とは

虹色発色加工技術とは微細な間隔に刻んだ溝に当たり反射した光が、干渉し虹色に輝いて見えるよう加工する技術です。

今回取り上げるメダル以外に記念硬貨である新幹線鉄道開業50年1000円銀貨第67回国際通貨基金世界銀行グループ年次総会記念千円銀貨でも同様の技術が採用されています。

実勢価格と買取相場

プルーフ貨幣セット

近年発行された貨幣セットの実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)は当時の販売価格よりも低いケースが殆どです。

造幣東京フェア2015プルーフ貨幣セットは販売セット数が少ないため稀少性が高く実勢価格が殆ど落ちていません(他のプルーフ貨幣セットでは「おもいでの小額貨幣2013プルーフ貨幣セット」のように発売当初の実勢価格は高いのですがその後、価格が落ちることが一般的です)。そのため、保管状態が良ければ1万円を超える買取が期待できます。

取引年 実勢価格 買取相場
2015年 〜16,500円 〜13,000円
2016年 〜15,500円 〜12,000円
2017年 〜16,500円 〜13,000円
2018年 〜15,500円 〜12,000円

貨幣セットまとめ

いかがだったでしょうか?2015年に発行された造幣東京フェア2015プルーフ貨幣セットは状態が良ければ1万円を超える買取も期待できますので、換金をご希望の場合、面倒でも業者に買い取ってもらった方がお得です。

また、貨幣の中にエラーコイン(「500円」「100円」「50円」「10円」「5円」「1円」)が混ざっていた場合、数万円から数十万円での買取になる可能性がありますので業者に査定してもらう前に一度、確認してみることをお勧めします。今回の記事が貨幣セットの売却や換金の参考になりましたら幸いです。