こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は明治に鋳造された価値の高い未発行一厘試鋳貨(見本貨幣)について記載していきたいと思います。通常の一厘に比べると価値が高くなっており、高額買取が期待できます(通常発行された1厘でも明治9年や明治13年などの特年は価値が高いです)。

明治2年の1厘の買取相場

試鋳貨

明治2年に鋳造されたとされている1厘試鋳貨です。素材は銅で真ん中に穴が空いた穴銭となっています。現存数はおそらく10枚以下だと思われ非常に希少、発行の経緯などの詳細は不明ですが2011年に海外のオークションに出品され約160万円で取引されました。このような希少な試鋳貨は100万円を超える買取が期待できます。

明治3年の1厘の買取相場

試鋳貨

明治3年銘の1厘銅貨です(直径15.75mm、銅品位980)。先ほどの明治2年の1厘同様に「十枚換一銭」記載の記載があります。こちらについては日本のカタログにも掲載がありカタログ価格は下記のように高額です。

状態 カタログ価格
90万円
45万円

2006年の古いデータとなってしまいますが、私が調べた限り実勢価格(実際に取引された値段)は「未使用で80万円強」となっています。贋作(偽物)やレプリカも多く出回っていますが本物ならば価値が非常に高いです。今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。