こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は令和元年5月10日に発行決定した天皇陛下御即位記念1万円金貨幣・五百円バイカラークラッド貨幣の価値と買取相場について記載していきたいと思います。
この記念金貨は近年発行されたものなので骨董(アンティーク)としての価値はありませんが、発行枚数5万枚と少ない為、プレミアムの価値が付いて取引されています。
天皇陛下御即位記念10000円金貨の詳細
画像は令和元年の天皇陛下御即位を記念して発行された1万円金貨です。平成天皇の御即位記念金貨と同様に表面には鳳凰、裏面には菊花紋章が描かれており、詳細は下記のようになっております。
即位記念一万円金貨の詳細
造幣局販売価格(金貨単体) | 140,555円(税込) |
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造幣局販売価格(2点セット) | 142,593円(税込) |
発行枚数 | 5万枚 |
量目 | 20g |
直径 | 20mm |
品位 | 純金 |
表面 | 鳳凰と瑞雲 |
裏面 | 菊花紋章と梓とハマナス |
エッジ | 斜めギザ |
申込 | 令和元年7月11日から |
発送 | 令和元年10月以降 |
2点セットとは下記、右画像のように金貨と500円バイカラー・クラッド貨幣がセットになったものです。この2点セットに同梱されている500円硬貨は通常と異なりプルーフ加工されている為、価値が若干高いです。
即位記念1万円金貨の価値と買取相場
下記は私が調べた天皇陛下御即位1万円金貨の実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)と買取相場です(左画像が金貨単体、右画像が2点セットです)。
2点セットの買取価格
取引年 | 実勢価格 | 買取相場 |
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2019年 | 〜168,000円 | 〜153,000円 |
2020年 | 〜207,000円 | 〜185,000円 |
2021年 | 〜220,000円 | 〜192,000円 |
2022年 | 〜189,000円 | 〜165,000円 |
金貨単体の買取価格
取引年 | 実勢価格 | 買取相場 |
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2019年 | 〜165,000円 | 〜150,000円 |
2020年 | 〜205,000円 | 〜183,000円 |
2021年 | 〜218,000円 | 〜190,000円 |
2022年 | 〜186,000円 | 〜163,000円 |
発売したばかりの令和元年(2019年)は実勢価格が高くても17万円弱程度でしたが、地金相場の高騰などの影響も受け2021年にかけて取引価格が上昇しました。
近年の取引価格は19万円弱が相場となっており、保管状態や売却時期が良ければ16万円を超える高価買取も期待できます。
実勢価格(業者が販売し実際に取引された値段)や買取相場は「国内オークション」「海外オークション」「オークファン」「知人の実店舗業者」「知人のネット販売業者」などの売買データを元に作成しています。なお、買取業者につきましては「古銭や古紙幣の買取業者一覧と口コミ・評判」をご覧ください。
500円バイカラー・クラッド貨幣の買取相場
天皇陛下御即位記念貨幣では天皇陛下御在位30年記念硬貨と同様に五百円バイカラー・クラッド貨幣が発行されています。
500円硬貨の表面には「高御座」、裏面には1万円金貨と同様に「菊花紋章と梓とハマナス」が描かれており、詳細は下記の通りです。
即位記念五百円硬貨の詳細
発行枚数 | 500万枚(内プルーフ3万枚) |
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量目 | 7.1g |
直径 | 26.5mm |
品位 | 銅75%・亜鉛12.5%・ニッケル12.5% |
表面 | 高御座 |
裏面 | 菊花紋章と梓とハマナス |
エッジ | 異形斜めギザ |
販売価格 | 原則金融機関の窓口において額面価格 |
500円硬貨(プルーフ以外)については1万円金貨と異なり、発行枚数が多い為、プレミアムの価値は乏しく、業者による買取価格は額面前後が相場となっています。
天皇陛下御即位記念1万円金貨幣・五百円硬貨まとめ
いかがだったでしょうか?令和元年に発行された天皇陛下即位記念硬貨は上記のような種類があります。
平成元年の即位記念10万円金貨と比べると量目(重量)が10g落ちているので地金価値は乏しくなっていますが、発行枚数が5万枚と少ない為、プレミアムの価値が徐々に高まる可能性があります。今回の記事が記念硬貨の売却や換金の参考になりましたら幸いです。