こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は万延元年から慶応3年(1860年〜1867年)にかけて発行された万延一分判金の価値と買取価格について記載して行きたいと思います。

万延一分金は量目1.0g以下の小さな古銭ですが価値が高くなっており、高価買取が期待できます。

万延一分判金の詳細

万延一分判金

画像の万延一分判金は万延小判と同品位、1/4の量目で作成された古銭です。品位は金574/銀426、量目0.82g、カタログ価格は下記のように高額です。

種類 極美品 美品 並品
ハネ分 25万円 20万円 12万円
トメ分 40万円 30万円 20万円
逆打 80万円 60万円 40万円

(*2020年の最新のカタログ価格に修正済みです。他の一分金一分銀と同様に数種類の書体が存在します。)

極美品 美品 並品
1100USD(約11万円) 750USD(約7.5万円) 500USD(約5万円)

ハネ分とトメ分の違いと買取相場

ハネ分とトメ分

上記はハネ分(左画像)とトメ分(右画像)の万延一分金です。トメ分(止め分)は珍しくなっており、市場に出回る機会は多くありません。

私が調べた実勢価格(業者が販売し市場で取引された値段)や買取相場は下記のようになっており、美品以上ならば少なくとも数万円での買取が期待できます。

古銭詳細 実勢価格 買取相場
極美品+(トメ分) 13.2万円 〜10.6万円
極美品(トメ分) 12.5万円 〜10万円
準未使用(ハネ分 鑑定書付) 12.8万円 〜10万円
極美品(ハネ分 鑑定書付) 9.4万円 〜7.5万円
美品(ハネ分 鑑定書付) 8.5万円 〜6.8万円

万延一分判金まとめ

いかがだったでしょうか?万延一分金の逆打ちについては実物を見たことはあるのですが、取引事例が見つからなかったので実勢価格や買取相場はわかりませんでした。

日本のカタログ価格に比べると価値は低くなっていますが、骨董(アンティーク)としての価値が高いので地金よりもはるかに高い金額で取引されております。今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。