こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は安政3年から万延元年(1856年〜1860年)にかけて発行された安政二分判金の価値と買取価格について記載していきたいと思います。

安政二分判金の詳細

安政二分判金

画像は安政3年から万延元年(1856年から1860年)にかけて発行された安政二分判金です。文政二分判金と異なり、年代印は打たれていません。品位は金209/銀791、量目は5.62gとなっておりカタログ価格は下記の通りです。

種類 極美品 美品 並品
通常 3万円 2.5万円 2万円
逆打 20万円 15万円 10万円

(*2020年の最新のカタログ価格に修正済みです。他の一分金一分銀と同様に数種類の書体が存在します。)

種類 極美品 美品 並品
通常 180USD(約1.8万円) 130USD(約1.3万円) 100USD(約1万円)
逆打 不明 不明 不明
鋳造量は?

鋳造量は日本のカタログだと3,551,600両、米国のカタログだと7,103,200両と掲載されております。様々な文献を見た限りでは、おそらく3,551,600両が正解だと思われます。現在の貨幣に比べると発行枚数、現存数が少なく、稀少性は高いです。

安政二分判金の価値と買取価格

私が調べた安政二分判金の実勢価格(業者が販売し市場で取引された値段)や買取相場は下記のようになっております。

古銭詳細 実勢価格 買取相場
準未使用(通常 鑑定書付) 4.5万円 〜3.6万円
準未使用(通常 PCGSAU58) 2.6万円 〜2万円
極美品(通常) 1.7万円 〜1.1万円
美品(通常) 1.1万円 〜0.7万円

日本のカタログ価格に比べると価値は低くなっており、実勢価格は米国のカタログ価格が参考になります。逆打については取引事例が見つからなかったので実勢価格や買取相場はわかりませんでした。

安政二分判金の買取相場まとめ

いかがだったでしょうか?安政二分判金は金の含有量が少ないので地金としての価値は乏しいですが、骨董(アンティーク)としての価値がありますので保管状態が良ければ高価買取が期待できます。今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。