こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は平成12年(2000年)に発行された「造幣局IN名古屋」と平成19年(2007年)に発行された「お金と切手の展覧会」貨幣セットの価値と買取相場について記載していきたいと思います。
どちらも名古屋で開催された催事を記念して発行されたもので造幣局IN名古屋貨幣セットは100円から1円までの5種類、お金と切手の展覧会貨幣セットは500円から1円までの6種類の通常貨幣が収められています。
造幣局IN名古屋貨幣セットの詳細
造幣局IN名古屋は平成12年当時、愛知県名古屋市の松坂屋名古屋店南館1Fオルガン広場で開催されました。貨幣セットの販売数量は5000セットで合計額面は166円、当時の販売価格は1300円でした。
ミント貨幣セットの詳細
当時の販売価格 | 1,300円 |
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販売数量 | 5000セット |
合計額面 | 166円+メダル |
パッケージのデザインは「尾張名古屋は城でもつ」との言葉通りに、イラスト化した天守閣と金鯱をメインに構成されています。背景は、瑞雲と貨幣を連想する円で構成されています。
各硬貨の発行枚数と買取相場
貨幣セットに入っている各硬貨の発行枚数は下記の通りです。造幣局IN名古屋では近年発行された貨幣セットと異なり500円硬貨は入っていません。また、特年(平成24年や平成23年など)と呼ばれる発行枚数の少ない硬貨はありません。
額面 | 平成12年の発行枚数 |
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1円 | 12,026,000枚 |
5円 | 9,030,000枚 |
10円 | 315,026,000枚 |
50円 | 7,026,000枚 |
100円 | 172,026,000枚 |
しかし、貨幣セット自体の販売数量が5000セットと少ないため現在ではプレミアムの価値がついており下記のように実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)は当時の販売価格(1300円)を超えることが多くなっています。
実勢価格 | 買取相場 |
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1200円〜3500円 | 500円〜1800円 |
お金と切手の展覧会貨幣セットの詳細
お金と切手の展覧会は平成19年8月9日から8月14日にかけて丸栄スカイル8階催事場(愛知県名古屋市中区栄三丁目3番1号)で開催されました。こちらには500円から1円までの計6種類の通常貨幣が収められており、販売数量4000セット、販売価格1800円となっています。
ミント貨幣セットの詳細
当時の販売価格 | 1,800円 |
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販売数量 | 4000セット |
当時の販売場所 | 愛知県名古屋市中区栄三丁目3番1号 |
合計額面 | 666円+メダル |
各硬貨の発行枚数と買取相場
お金と切手の展覧会貨幣セットに入っている各硬貨の発行枚数は下記の通りです。こちらも造幣局IN名古屋と同様に特年(平成24年や平成23年など)と呼ばれる発行枚数の少ない硬貨はありません。
額面 | 平成19年の発行枚数 |
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1円 | 223,904,000枚 |
5円 | 9,904,000枚 |
10円 | 388,904,000枚 |
50円 | 9,904,000枚 |
100円 | 129,904,000枚 |
また、販売セット数は少ないのですが業者による査定価格はあまり高くなく、当時の販売価格(1800円)を下回る買取になることが一般的です。
実勢価格 | 買取相場 |
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1100円〜2500円 | 700円〜1200円 |
貨幣セットまとめ
いかがだったでしょうか?今回取り上げた貨幣セットは額面を超える買取が期待できますので、換金をご希望の場合、面倒でも通常の貨幣として使用せず、業者に買い取ってもらった方がお得です。
また、貨幣の中にエラーコイン(「500円」「100円」「50円」「10円」「5円」「1円」)が混ざっていた場合、数万円から数十万円での買取になる可能性がありますので業者に査定してもらう前に一度、確認してみることをお勧めします。今回の記事が貨幣セットの売却や換金の参考になりましたら幸いです。