こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は平成17年(2005年)2月14日に発行された愛・地球博500円硬貨と中部国際空港開港記念500円硬貨の価値と買取相場について記載していきたいと思います。なお、愛・地球博千円銀貨、壱万円金貨につきましては「平成16年愛地球博 日本国際博覧会記念硬貨」で掲載しています。
平成17年愛・地球博 日本国際博覧会記念500円硬貨の価値
平成17年2月14日に発行された愛・地球博500円ニッケル黄銅貨幣です。表面には「地球」裏面には「シンボルマークと大地」が描かれ、Y#133、重量7g、直径26.5mm、素材(銅 ニッケル 亜鉛)となっておりカタログ価格や発行枚数は下記の通りです。
日本のカタログ価格
発行枚数 | 完全未使用 |
---|---|
8,241,000枚 | 1500円 |
米国のカタログ価格
発行枚数 | 完全未使用 |
---|---|
8,241,000枚 | 1000円 |
一般的に平成に発行された記念コインはカタログ価格よりも安価での取引が多いのですが愛・地球博の500円硬貨は米国カタログ価格よりも高額での売買も散見され下記のような相場で取引されています(いずれも2018年の実際の売買データ)。
業者所在 | 古銭詳細 | 取引価格 |
---|---|---|
愛知県 | 完全未使用 | 1200円 |
和歌山県 | 完全未使用 | 1000円 |
大阪府 | 完全未使用 | 900円 |
京都府 | 完全未使用 | 800円 |
平成17年 中部国際空港開港記念五百円硬貨
平成17年(2005年)の中部国際空港開港を記念して発行された500円銀貨です。通常貨は無くプルーフ(鏡面仕上げ)のみの発行となっており、表面には「機内から見える中部国際空港」、裏面には「旅客機と中部地方」が描かれています。
プレミアム貨幣となっておりすべて記念貨幣セットで発行されました。Y#134、重量15.6g、直径28mm、銀品位99.99%、カタログ価格や発行枚数は下記の通りです。
日本のカタログ価格
発行枚数 | 完全未使用 |
---|---|
50,000枚 | 7000円 |
米国のカタログ価格
発行枚数 | 完全未使用 |
---|---|
50,000枚 | 8500円 |
発行枚数が5万枚と少ないことから希少性は比較的高いです。しかし、実勢価格(実際に市場で取引される価格)はカタログ価格より安く、2000円前後が相場です(いずれも2018年の実際の売買データ)。
業者所在 | 古銭詳細 | 取引価格 |
---|---|---|
東京都 | 完全未使用 | 2400円 |
神奈川県 | 完全未使用 | 2200円 |
埼玉県 | 完全未使用 | 2000円 |
長野県 | 完全未使用 | 1900円 |
当時の販売価格と買取価格中部国際空港開港記念500円銀貨の当時の造幣局販売価格は4000円です。買取価格は実勢価格が安いため500〜1500円程度が相場となっています。
過去8年間(2013年から2020年まで)の買取相場の推移については「中部国際空港開港記念プルーフ500円銀貨の価値と買取価格」の記事で紹介しています。近年、買取価格が再度、上がってきています。
平成17年発行の硬貨の価値と相場まとめ
いかがだったでしょうか?今回取り上げた2つのコインは額面は同じですが価値が異なります。なお、愛地球博五百円ニッケル黄銅貨幣については上記のようなミントセットでも販売されました。このようなミントセットになると1500〜2000円程度の金額で市場にて取引されています。
また、中部国際空港五百円銀貨幣については上記のようなケース付きで販売されました。ケースがない場合、買取価格が100円〜200円程度下がる事が多いです。今回の記事が記念硬貨の買取査定価格の参考になりましたら幸いです。