こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は平成21年に発行された天皇陛下御在位二十年記念1万円金貨と500円ニッケル黄銅貨の価値と買取相場について記載していきたいと思います。500円硬貨はどちらかと言うと値下がりしていますが1万円金貨は発売当初に比べると若干ですが値上がりしており、高価買取が期待できます。
在位20年記念五百円硬貨の価値
平成21年11月12日に発行された500円ニッケル黄銅貨です(画像のように一部は在位20年1万円金貨とセットで販売されました)。図案は菊花、直径26.5mm、量目7.00g、日本のカタログだと下記のように1000円を超えるカタログ価格が付けられています。
状態 | カタログ価格 |
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完全未使用 | 1500円 |
未使用 | 1000円 |
しかし、状態が良かったとしても実勢価格(実際に取引される値段)は500円〜800円程度となっており業者による買取価格は500円前後の価格帯が相場です。
実際に買取ってもらった価格私は2016年に、この500円ニッケル黄銅貨を買取ってもらったことがあります。その時の買取価格は10枚で5500円だったので1枚当たり550円での買取でした。発行枚数が1000万枚と膨大なため、残念ながら骨董としての価値が出ることはないでしょう。
通常貨の価値は高くなく、買取価格は額面程度ですが、プルーフコインについては稀少性が高くなっており、額面の数倍での買取が期待できます。詳細につきましては「天皇陛下御在位20年記念500円ニッケル黄銅貨の買取価格」の記事をご覧ください。
在位20年記念一万円金貨の価値
平成21年に発行された天皇陛下御在位二十年記念10000円金貨です。表面には「鳳凰と瑞雲と皇居・二重橋」裏面には「菊花紋章」が描かれています。詳細は下記のようになっており、当時ホログラム入りのケースに収納され販売されました(ケース込みの重量は33.6g〜33.5g)。
1万円金貨の詳細
発行枚数 | 100,000枚 |
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日本のカタログ価格 | 11万円 |
米国のカタログ価格 | 約12万円 |
造幣局販売価格 | 8万円 |
造幣局販売価格(500円硬貨とセット) | 8.2万円 |
直径 | 28mm |
金品位 | 金1000 |
量目(重量) | 20.00g |
ホログラム入りケースは重要1万円金貨を売却する時、ホログラム入りのケースが重要で、ケースに入っていない場合、買取価格が安くなったり買取ってもらえない事があります。
1万円金貨の実勢価格と買取相場
国内で実際に売買された価格(実勢価格)の推移を見てみると上記のようになります(ヤフオクで1年間に売買された金額の平均値から算出)。
発売当初は造幣局の販売価格(8万円or8.2万円)付近で売買されていましたが徐々に値段が上昇し2013年頃から10万円前後で売買されるようになりました。
私や友人が試しに査定してもらいましたが買取価格は「10000円金貨単体」でも「10000円金貨と500円硬貨のセット」でも殆ど変わらず8万円〜9万円程度の買取価格になることが一般的です。
金の品が高いため金相場の影響を受けますが、発行枚数が少なく、デザインも美しい金貨のため今後も徐々に価格が上昇する可能性があります。今回の記事が記念硬貨の売却や換金の参考になりましたら幸いです。