こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は仙台小槌銀(せんだいこづちぎん)の価値と買取相場について記載していきたいと思います。
仙台小槌銀は現存数が少ない古銭(地方貨幣)となっており、業者による買取価格も高くなっております。
仙台小槌銀の詳細
画像は文久3年(1863年)に発行された仙台小槌銀です(文久2年とする説もあり)。表面には「銀山」の文字と陰文で「仙」の打刻、裏面には打出の小槌の極印が打たれ、その上に陰文で「文久」の2文字が打刻されています。
仙台藩のどの銀山が鋳造地かは不明とされていますが、銀の品位は高く、南鐐と呼ばれる上銀に近いと考えられています。
大量に製造された形跡が確認されていないと共に、手の込んだ作りから、祝鋳的銀貨であるとの見方が主流です。その他詳細は下記の通りで、カタログ価格は高額となっています。
仙台小槌銀の詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
鋳造期間 | 幕末(文久2〜3年頃と言われている) |
品位 | 高品位 |
サイズ | 18mm×15mm程度 |
量目 | 8.0〜8.5g程度 |
日本のカタログ価格
極美品(上) | 美品(中) | 並品(下) |
---|---|---|
320,000円 | 240,000円 | 180,000円 |
仙台小槌銀の買取相場
下記は私が調べた仙台小槌銀の実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)と買取相場です。
古銭詳細 | 実勢価格 | 買取相場 |
---|---|---|
極美品− 鑑定書付 | 175,000円 | 〜148,000円 |
美品 鑑定書付 | 150,000円 | 〜120,000円 |
美品 鑑定書付 | 145,000円 | 〜116,000円 |
日本のカタログ価格ほどの高額で取引される事はありませんが、実勢価格が高いため10万円を超える買取(査定)は十分期待できます。今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。