こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は1万円を超える買取になる事がある裁判所制度100周年記念5000円銀貨について記載していきたいと思います。
通常の裁判所制度5000円銀貨は「平成2年5000円銀貨の価値と買取相場」で記載した通り額面前後での買取になる事がほとんどです。しかし、今回紹介するエラー硬貨は価値が高く1万円を超える買取価格になる事もあります。
5000円エラー硬貨の価値
平成2年には国際花と緑の博覧会記念5000円硬貨・議会開設100周年記念5000円硬貨・裁判所制度100周年記念5000円硬貨が発行さていますがその中でエラーがよく見つかるのは「裁判所制度100周年記念5000円硬貨」です。
「影打ち」や「裏写り」などのエラーは見た事がなく、私が知る限りで確認されているのは傾打(角度ズレ)エラーだけです(エラーについては他の硬貨となりますが「影打ちエラーの10円玉」「裏写りエラー10円玉」「エラー1円硬貨」などをご参照ください)。
通常の裁判所5000円銀貨は表面(最高裁大法廷)を横向きに180度回転させると裁判所の「所」の字が最も上にきますが傾打(角度ズレ)では「所」の字以外が最も上にきます。
エラーの見分け方
表面の最も上の文字 | 裏面の最も上の文字 | |
---|---|---|
通常 | 日本国の「本」 | 裁判所百年の「所」 |
傾打 | 日本国の「本」 | 裁判所百年の「所」以外 |
傾打エラーの価値と買取相場
傾打は角度のズレ幅が大きければ大きいほど価値が上がります。裁判所5000円銀貨では角度ズレは35度〜40度の物が多く、180度ズレたものは見た事がありません。傾打(35度〜40度)の取引価格は10000〜17000円となっており、状態が良ければ1万円を超える買取になる事もあります。
なお、確認はされていませんが180度近い傾打が見つかった場合、数万円から十万円程度の買取になる可能性があります。傾打(角度ずれ)エラー」については一見しただけでは判別しづらく、コレクションや遺品に傾打(角度ずれ)が混ざっているかもしれませんので探してみる事をオススメします!今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。