こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は昭和61年11月10日に発行された昭和天皇御在位60年記念10000円銀貨の中で買取価格が高いものについて掲載していきたいと思います。
通常の在位六十年記念1万円銀貨の買取価格は額面価格前後となっていますが下記のようなエラー銀貨では買取価格が高く、2万円を超えるような買取になるものも存在します。
買取価格が高い在位60年記念1万円銀貨
昭和61年11月10日に発行された在位60年1万円銀貨です(直径35mm、量目20g)。上記画像は左が通常貨幣(スマホだと上)、右が傾打エラー貨幣(スマホだと下)です。
傾打(180度角度が異なるものは逆打ちともいう)とは通常に比べ表面と裏面の打刻角度が異なるもので上記の画像だと通常は裏面の「御在位」が最も上に来るのに対し、傾打だと「昭和」が最も上に来ています。
傾斜の角度が大きければ大きいほど価値が高くなっており実勢価格(実際に市場で取引される値段)は下記のようになっています(在位60年銀貨だと180度の逆打ちがほどんどです)。
傾打エラーの実勢価格
詳細 | 実勢価格 |
---|---|
2010年 180度逆打ち | 10万円 |
2011年 180度逆打ち | 6.3万円 |
2012年 180度逆打ち | 4万円 |
2016年 180度逆打ち | 3.1万円 |
2018年 180度逆打ち | 3万円 |
業者による買取価格は?以前は10万円前後での取引がありましたが最近は取引価格が3万円程度まで下落しています。そのため、現在の買取価格は高くても2万円〜2.5万円前後だと思われます。通常貨の場合、1万円前後の買取価格なので2倍〜の買取が期待できます。
在位60年記念1万円銀貨まとめ
在位60年記念1万円銀貨のエラーは私が知る限り傾打(逆打ち)以外は存在しません。傾打は記念硬貨や古銭に詳しくない人が一瞬見ただけでは判別しにくいです。
相続した記念硬貨コレクションに傾打エラーが混ざっていることは珍しくなく「遺品に傾打エラーが混ざっていました。知らずに査定してもらったら、安く売ってしまったかもしれません。大変参考になりました、ありがとうございます。」といったメールを以前、頂いたことがあります。
そのため、買取業者に相談する前に傾打エラーコインを探してみることをオススメします!今回の記事が記念硬貨の売却や換金の参考になりましたら幸いです。