高価買取が期待できるエラー稲100円硬貨

こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は高価買取が期待できる稲100円銀貨(稲穂百円銀貨)の価値と買取価格について記載していきたいと思います。通常の稲100円硬貨は数百円〜1000円程度の買取価格が上限ですがエラー硬貨になると1万円を超える買取価格になります。

稲100円硬貨の価値

昭和34年から昭和41年にかけて発行された稲100円銀貨です。直径22.6mm、品位(銀600/銅300/亜鉛100)、量目4.80gとなっており日本のカタログ価格は下記のようになっています。

日本のカタログ価格

米国のカタログでは完全未使用の最高価格が約1200円でしたが日本のカタログだと3500円と高い価格が付けられています。しかし、実勢価格(実際に市場で取引される値段)はカタログ価格が高い昭和34年〜昭和38年の完全未使用でも600円〜2000円程度となっており、米国のカタログ価格の方が参考になります。

エラー稲100円硬貨の買取価格

稲100円硬貨のエラー貨幣としては「傾打エラー」「ヘゲエラー」が有名です(画像は傾打エラー、傾打エラーでは角度のズレ幅が大きければ大きいほど価値が高いです)。

傾打エラーの価値

他の硬貨では180度近く表面と裏面の角度のズレが生じている硬貨も存在しますが稲穂100円硬貨では、画像のように60度程度が上限で、60度角度ズレが生じている完全未使用のエラー硬貨が2017年に約5万円で取引されています(買取相場は3〜4万円程度)。

角度のズレがもう少し小さくなると価値は落ち、最近では45度未満の傾打エラーは1万円未満の金額まで取引相場が落ちていますので買取価格も5000円程度が上限でしょう！

ヘゲエラーの価値

ヘゲエラーとは硬貨にめくれがあったり、とけた金属の塊がくっ付いているコインのことで他のエラー硬貨に比べると低価格で取引されています。エラーだとすぐにわかりますが「影打」「穴ナシ」などのエラーに比べると「エラーとしての価値」は大きく落ち、稲100円銀貨のヘゲエラーは「実勢価格は3000円〜7000円程度」「買取価格は1500円〜4000円程度」が相場となっています。

稲100円玉まとめ

いかがだったでしょうか？稲100円の場合、通常貨幣は価値が高くありませんがエラーになると価値が上がります。「傾打(角度ずれ)」については一見しただけでは判別しづらく、コレクションや遺品に傾打(角度ずれ)が混ざっているかもしれません！！今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。