こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は高価買取が期待できるエラー菊穴なし50円ニッケル貨について記載していきたいと思います。通常の菊穴なし50円硬貨の場合、状態が良かったとしても1万円を超える買取価格になる事はありません。しかし、エラー硬貨になると価値が上がり、10万円を超える買取価格になるものも存在します！！
菊穴ナシ50円ニッケル貨の価値
昭和30年〜昭和33年にかけて発行された菊穴なし50円硬貨です。直径25mm(米国カタログだと24mm)、素材ニッケル、量目5.5gとなっており、日本のカタログ価格だと下記のように完全未使用の価値が高くなっています(こちらで米国のカタログ価格を掲載)。
| 年号 | 完全未使用 |
|---|---|
| 昭和30年 | 6000円 |
| 昭和31年 | 6000円 |
| 昭和32年 | 6000円 |
| 昭和33年 | 7000円 |
業者による買取価格は？菊穴なし50円の未使用の実勢価格(実際に市場で取引される値段)は「1000〜3000円」完全未使用の実勢価格は「3000円〜15000円」となっており状態が良いものは高値で取引されています。買取価格は実勢価格の1/2程度が相場となっており、私が以前、特年(昭和33年)の完全未使用を業者に売却した時の査定価格は4500円でした。
買取価格が高いエラー50円硬貨
菊穴なし50円のエラーで最も多いのが画像のような傾打(角度ズレ)エラーです。「角度の大きさ」「硬貨の状態」「年号銘」によって価値が異なりますが市場では1万円〜15万円程度の金額で取引されています。
角度ズレの大きさと価値
| 古銭詳細 | 市場での取引価格 |
|---|---|
| 175度 昭和30年 | 15万円 |
| 90度 昭和31年 | 12.5万円 |
| 60度 昭和30年 | 11.9万円 |
| 60度 昭和31年 | 2.9万円 |
上記のように角度のズレが大きければ大きいほど、価値が高い傾向があります。さらに価値が高いものとして下記のような影打ち(陰打ち)が存在し、2017年に100万円を超える金額で取引されました。
影打ちとは影打ちエラー(陰打ちエラー)とは製造時に一度プレスした硬貨の上に別の硬貨が重なり、再度プレスされることで発生するエラーです。片面は正常ですが、もう片面に正常時と同じ模様が逆になって刻印されるもので、本来出っ張る場所が凹み、引っ込むべき場所が凸になります。
菊穴なし50円硬貨まとめ
いかがだったでしょうか？50円硬貨は状態が並品以下の場合は額面程度の価値しかありませんが状態が良い場合は額面の20倍以上の金額での買取も期待できます。
「傾打(角度ずれ)エラー」については一見しただけでは判別しづらく、コレクションや遺品に傾打(角度ずれ)が混ざっているかもしれませんので探してみる事をオススメします！今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。
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