こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は平成29年(2017年)に発行された神戸開港・大阪港開港150年プルーフ貨幣セットの価値と買取相場について記載していきたいと思います。
この貨幣セットには500円、100円、50円、10円、5円、1円のプルーフ硬貨と共に、虹色発色加工により波間を進む船舶がデザインされた銀メダルが収められています。
虹色発色加工技術とは微細な間隔に刻んだ溝に当たり反射した光が、干渉し虹色に輝いて見えるよう加工する技術です。
今回取り上げるメダル以外に近年発行された記念硬貨である新幹線鉄道開業50年1000円銀貨や第67回国際通貨基金世界銀行グループ年次総会記念千円銀貨でも同様の技術が採用されています。
神戸開港・大阪港開港150年貨幣セットの詳細
神戸開港・大阪港開港150年プルーフ貨幣セットは当時、通販にて販売されました。神戸港・大阪港が1868年の開港後、2017年で150年の節目を迎える事を記念して発行され、販売数量は10000セット、当時の販売価格は13,371円となっています。
プルーフ貨幣セットの詳細
当時の販売価格 | 13,371円 |
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当時の販売方法 | 通信販売 |
販売数量 | 10000セット |
合計額面 | 666円 |
実勢価格と買取相場
近年発行された貨幣セットの実勢価格(実際に業者が販売し市場で取引された値段)は当時の販売価格よりも低いケースが殆どです。
神戸開港・大阪港開港150年プルーフ貨幣セットは美しいメダルが付属されているので額面以上の価値はありますが、下記のように実勢価格が低くなっており、業者による買取価格は当時の販売価格の1/2以下が相場です。
実勢価格 | 買取相場 |
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6000円〜8000円程度 | 3500円〜6000円程度 |
神戸開港・大阪港開港150年貨幣セットまとめ
神戸開港・大阪港開港150年プルーフ貨幣セットの実勢価格の推移を見てみると発売当初の2017年は販売価格(13,371円)を超える15000円で取引されることもありました。
しかし、最近(2018年6月から2018年12月)の実勢価格は8000円を下回る事がほとんどとなっており、業者による買取価格も当時に比べると大幅に下落しています。
今後、市場価格がどのように推移するかは不明ですが、他の記念硬貨や貨幣セットの傾向を踏まえると価値が上がる可能性は低く、横ばいか徐々に価値が落ちていく可能性が高いです。今回の記事が貨幣セットの売却や換金の参考になりましたら幸いです。