価値が高いエラー国会議事堂穴ナシ5円黄銅貨

こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は国会議事堂穴ナシ5円黄銅貨やエラー硬貨の価値と買取相場について記載していきたいと思います。

国会議事堂穴ナシ5円黄銅貨

昭和23年〜昭和24年にかけて発行された穴ナシ5円硬貨です(画像の状態は極美品程度)。直径22mm、品位(銅600〜700/亜鉛400〜300)、量目4.0g、カタログ価格(日本と米国)は下記のようになっており、完全未使用の状態が良いものだと1000円を超える買取になる事もあります。

日本のカタログ価格

米国のカタログ価格

価値が高いエラー硬貨

国会議事堂穴ナシ5円黄銅貨でも他の硬貨と同様にエラーコインが存在します。エラーの種類は「傾打」「裏写り」などが存在し、通常の穴なし5円硬貨に比べると価値が高いです。

傾打エラーコインの価値

傾打エラーでは180度の傾打エラーが有名です。180度、表面と裏面の角度が異なることから表裏が逆さまになっています。海外のアンティークコインだと通常貨でもこのような逆さまのコインが存在しますが穴なし5円では通常、横回転させて図案が逆さまになることはありません。

価値は高く画像のように状態が悪いものでも5万円前後の金額で取引されています。そのため、状態が良いものでは10万円を超えるような買取価格になる事もあるようです。

裏写りエラーコインの価値

裏写りエラーはわかりやすいものが少なく、価値もあまり高くありません。画像は若干ですが裏面の鳩に表面の国会議事堂が裏写りしています。状態や裏写りの鮮明さにもよりますが画像のようなかすかな裏写りだと5000円程度の金額で市場にて取引されることが多いです。

国会議事堂穴ナシ5円まとめ

穴のある5円硬貨では「傾打」「裏写り」以外に穴ズレや穴ナシといったエラーが存在し、エラーのバリエーションが多いのですが国会議事堂穴ナシ5円の場合、主なエラーは今回取り上げた2種類となっています。今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。