こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は正徳4年(1714年)に鋳造された正徳一分金と佐渡一分判金の価値と買取価格について記載していきたいと思います。どちらも珍しい古銭となっており価値が高く、高価買取が期待できます。
正徳一分金の詳細
画像の正徳一分金は正徳小判と同品位、1/4の量目で作られた長方形の古銭です。品位は金857/銀143で量目は4.43g、表面には上部に扇枠の桐紋、中央に横書きで「分一」、下部に桐紋がデザインされています。
裏面は「光次(花押)」の極印が打たれていますが、小判と同様に年代印は打たれていません。享保一分金と判別しにくいですが、正徳一分金では下記のように「光次」の「光」の末画と「次」の第四画が重なっています。
単年鋳造の古銭かつ、鋳造数は正徳小判金と合わせても僅か213,500枚しか無いのでカタログ価格は下記のように高くなっております。
日本のカタログ価格
極美品 | 美品 | 並品 |
---|---|---|
130万円 | 100万円 | 65万円 |
(*2020年の最新のカタログ価格に修正済みです。)
米国のカタログ価格
極美品 | 美品 | 並品 |
---|---|---|
8500USD(85万円) | 5500USD(55万円) | 4000USD(40万円) |
佐渡一分判金の詳細
(引用:https://shop.ginzacoins.co.jp/)
画像は正徳一分金と同様に正徳4年に鋳造された佐渡一分判金です。品位は金861/銀139で量目は4.43g、裏面に「佐」の字が打刻されており一目で判別できます。
こちらも価値は非常に高くなっており、カタログ価格は正徳一分金よりもさらに高額となっています。
日本のカタログ価格
極美品 | 美品 | 並品 |
---|---|---|
400万円 | 300万円 | 200万円 |
(*2020年の最新のカタログ価格に修正済みです。)
米国のカタログ価格
極美品 | 美品 | 並品 |
---|---|---|
20000USD(200万円) | 15000USD(150万円) | 12000USD(120万円) |
正徳一分金と佐渡一分の買取価格
私が調べた正徳一分金と佐渡一分の実勢価格(業者が販売し市場で取引された値段)や買取相場は下記のようになっております。
古銭詳細 | 実勢価格 | 買取相場 |
---|---|---|
佐渡 極美品 | 180万円 | 〜162万円 |
正徳 極美品 | 48万円 | 〜42万円 |
正徳 美品 | 35万円 | 〜29万円 |
佐渡一分金は価値が高く以前、極美品が実勢価格180万円で取引された事があります。また、正徳一分金は極美品の品が44万円〜48万円程度で何度か取引されました。
どちらもカタログ価格に比べると価値は低くなっていますが、非常に珍しい古銭なので超高価買取が期待できます。今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。