こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は東日本大震災復興事業記念10000円金貨の価値と買取相場について記載していきたいと思います。

復興事業1万円金貨は近年発行されたプルーフ記念硬貨ということもありアンティーク(骨董)としての価値はありませんが、国債を所有していた人だけが取得できる贈呈品になると発行枚数が少なくなるため数十万円での買取も期待できます。

東日本大震災復興事業記念10000円金貨の詳細

東日本大震災復興事業記念貨幣10000円金貨

画像は平成27年から平成28年にかけて発行された東日本大震災復興事業記念貨幣10000円金貨です。個人向け復興応援国債の発行の日から3年目に当たる利払日を基準日として、基準日の保有残高(残高1000万円毎)に応じて、上記金貨が1枚贈呈されました。

また、贈呈以外の一部が造幣局から販売され、当時の造幣局販売価格は額面よりも高い95000円となっています。

直径 26mm
品位 純金
量目(重量) 15.6g
贈呈対象国債 個人向け復興応援国債(801~804回債)
造幣局販売価格 95,000円

1次10000円金貨の買取相場

復興特別区域の地図とハト

1次10000円金貨は平成27年8月に発行されました。表面には「復興特別区域の地図とハト」、裏面には全ての金貨の共通図案である「奇跡の一本松とハト」が描かれています。

詳細は下記の通りで造幣局販売価格(95,000円)よりも実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)が高くなっています。

発行日 平成27年8月
全発行枚数 14,000枚数
贈呈品の発行枚数 4,263枚
日本のカタログ価格価格 160,000円
実勢価格(造幣局販売品) 〜120,000円
買取相場(造幣局販売品) 〜95,000円
実勢価格(贈呈品) 〜160,000円
買取相場(贈呈品) 〜130,000円
お客様1

造幣局販売品(通常品)

東日本大震災復興事業記念一万円金貨では造幣局が販売したものと国債を1千万円以上保有していた方だけが貰える贈呈品があります。造幣局販売品(通常品)も発行枚数が少ないので希少ですが下記の贈呈品は金銭的にも取得難易度が高く買取価格も通常品に比べ高いです。

 

贈呈品

贈呈品

贈呈品は国債を最低でも1000万円以上購入する必要があったため、所有者が限られ現存数が非常に少なくなっています(特に3次1万円金貨4次1万円金貨)。金貨自体は先ほどの通常品と同様ですが画像のようにケースが異なります。

2次10000円金貨の買取相場

学校と鯉のぼり10000円金貨

平成27年11月に発行された2次10000円金貨です。直径や品位、量目などは1次10000円金貨と同様で、表面には「学校と鯉のぼり」が描かれています。

詳細は下記の通りで1次に比べ贈呈品の発行枚数(1,357枚)が少なく、贈呈品は高価買取が期待できます。

発行日 平成27年11月
全発行枚数 11,000枚数
贈呈品の発行枚数 1,357枚
日本のカタログ価格価格 150,000円
実勢価格(造幣局販売品) 〜120,000円
買取相場(造幣局販売品) 〜95,000円
実勢価格(贈呈品) 〜210,000円
買取相場(贈呈品) 〜170,000円

3次10000円金貨の買取相場

復興特別区域の地図、折鶴、奇跡の一本松

平成28年2月に発行された3次10000円金貨です。直径や品位、量目などは他の金貨と同様で、表面には「学校と鯉のぼり」が描かれています。

3次になると、個人向け復興応援国債の保有残高が1000万円を超えている方は1000人以下となり、贈呈品の発行枚数は812枚、全て揃った保管状態の良いものでは30万円を超える買取も期待できます。

発行日 平成28年2月
全発行枚数 10,000枚数
贈呈品の発行枚数 812枚
日本のカタログ価格価格 150,000円
実勢価格(造幣局販売品) 〜120,000円
買取相場(造幣局販売品) 〜95,000円
実勢価格(贈呈品) 〜450,000円
買取相場(贈呈品) 〜360,000円

4次10000円金貨の買取相場

4次10000円金貨

平成28年4月に発行された4次10000円金貨です。直径や品位、量目などは他の金貨と同様で、表面には「豊かな自然と鳥」が描かれています。

贈答品の発行枚数は3次よりも若干多いですが、希少性は高く、20万円を超える買取も十分期待できます。

発行日 平成28年2月
全発行枚数 10,000枚数
贈呈品の発行枚数 919枚
日本のカタログ価格価格 150,000円
実勢価格(造幣局販売品) 〜120,000円
買取相場(造幣局販売品) 〜95,000円
実勢価格(贈呈品) 〜300,000円
買取相場(贈呈品) 〜240,000円

東日本大震災復興事業記念10000円金貨まとめ

いかがだったでしょうか?造幣局から販売された東日本大震災復興事業記念10000円金貨は通常品だとしても発行枚数が少ないため7〜9.5万円前後での買取は十分期待できます。

贈呈品については金貨というよりも財務省のオリジナルケースに価値があり、ケースが紛失している場合は買取価格が大幅に下がってしまうので無くさないようにしっかり保管しておくことが大切です。今回の記事が記念硬貨売却の参考になりましたら幸いです。