こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は平等院鳳凰堂が描かれた10円青銅貨の影打ちエラー(陰打ちエラー)や裏写りエラーについて記載していきたいと思います。どちらも通常は流通しない貨幣のため価値が高く、高価買取が期待できます。
硬貨のエラーの種類
影打ちエラーとは影打ちエラー(陰打ちエラー)とは製造時に一度プレスした硬貨の上に別の硬貨が重なり、再度プレスされることで発生するエラーです。片面は正常ですが、もう片面に正常時と同じ模様が逆になって刻印されるもので、本来出っ張る場所が凹み、引っ込むべき場所が凸になります。
裏写りエラーとは裏の模様または表の模様が重なって刻印されているものです。10円玉の場合、裏写りエラーよりも影打ちエラーのほうが市場に出回る数が多いです。
影打ちエラーの10円玉
画像は昭和49年銘の影打ちエラー10円硬貨です。エッジ(縁)にギザがないタイプで同一の硬貨は昭和34年から発行されました。
直径23.5mm、量目4.5g、通常の10円では表面に平等院鳳凰堂が描かれ裏面に常磐木が描かれるのですが影打ちエラーの場合、「両面平等院鳳凰堂」か「両面常磐木」となります。
影打ちエラーの10円玉の価値影打ちエラー10円玉の価値は「状態」「年号」「図案」で決まりますが特に重要なのが状態です。価値は高く、完全未使用の昭和49年銘の影打ちエラーは2013年に約26万円で取引されています。
また、状態が悪いものでも数万円からの金額で取引されており、本物ならば最低でも1万円以上での買取が期待できます。
裏写りエラー10円玉の価値
少しわかりにくいかもしれませんが表面の平等院鳳凰堂に通常は裏面に書かれている額面の「10」が写り込んでいます。
市場に出回る機会が少なく状態が良いものだと5万円〜10万円前後の値段で取引されていますので、こちらも高価買取が期待できるでしょう。今回の記事がエラー硬貨の売却や換金の参考になりましたら幸いです。