こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は大正5年〜大正8年の5厘青銅貨の価値や業者による買取価格について書いていきたいと思います。大正時代に発行された5厘は完全未使用の状態だと1000円〜3000円程度の金額での買取が期待できますが、極美品以下の状態だと現存数が多いため買取価格は安くなっています。

大正の5厘硬貨の価値

5厘

大正時代に発行された5厘青銅貨です。Y#41で重量は2.1g、直径18.8mm(日本のカタログだと18.78mm)、素材は青銅、表面には桜の花びらの間に桐紋、裏面には額面「五厘」と書かれています。カタログ価格や発行枚数は下記のようになっており、現存数も多いため希少性は高くありません。

年号 発行枚数 極美品 未使用
大正5年 800万枚 800円 2000円
大正6年 約530万枚 1000円 2300円
大正7年 約1200万枚 700円 1500円
大正8年 約1700万枚 700円 1500円
年号 発行枚数 極美品 未使用
大正5年 800万枚 250円 1000円
大正6年 約530万枚 250円 1000円
大正7年 約1200万枚 200円 750円
大正8年 約1700万枚 200円 750円

発行枚数は全体で約4200万枚となっています。特年は存在せず、傾向としては大正5年や大正6年の値段が高いですが、極美品以下の状態ではほとんど価格差はありません。

完全未使用クラスの状態だと大正5年、大正6年は5000円前後で取引されるのに対し、大正8年は2000円程度と半値くらいが相場となります。

古銭詳細 市場価格 買取価格(予想)
大正5年 PCGS 完全未使用 5100円 3000円
大正8年 完全未使用 2500円 1500円
大正7年 極美品 100円 10〜50円前後

実際の取引相場は上記のようになっており、買い取り価格は状態や年号にもよりますが美品〜極美品で10円〜50円程度だと思います。中にはエラー銭や試鋳貨(明治32年・明治42年銘)が存在し、それらは1万円〜150万円程度の金額で市場にて取引されています。

古銭を高く売るには

古銭の売却で高額買取を狙うなら、保存状態には気をつけ、ありのままの姿を見てもらいましょう。表面に黒錆や青錆などがあったとしても磨いてきれいにしたりすると骨董としての価値を下げてしまうので注意が必要です。錆や汚れがあったとしてもありのままの姿で専門家に査定・鑑定してもらうことが高く売るコツです!

大正時代の5厘は全体的に価値が低いですが他の古銭や骨董などと合わせれば、それなりの金額になりますので価値や値段が気になる場合、まずは専門家に査定してもらうと良いでしょう!