こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は価値の高い500円硬貨について記載していきたいと思います。現行貨幣の500円硬貨は一般的に価値は低くなっていますが、少数ですがエラー品が流通しており、エラー品では10万円を超える買取価格になることもあります。
500円白銅貨の価値
昭和57年〜平成11年にかけて発行された500円白銅貨です(直径26.5mm・量目7.2g)。発行枚数のもっとも少ない昭和62年銘だとしても発行枚数2,775,000枚となっており、完全未使用の状態だとしても買取価格は500円〜700円程度となっています。
エラー硬貨としては傾打が有名で、表面と裏面が下記の画像のように角度がずれて図案が刻印されています。
エラー硬貨と買取相場
傾打エラー500円硬貨は下記のような価格で取引されています。画像のような最高級(完全未使用)の状態のエラー硬貨は高額買取が期待できますが、ほんの少し使用感がある(未使用や準未使用)だけで取引価格が落ち、買取相場も大幅に下落しますので状態には細心の注意が必要です。
状態 | 取引価格 | 買取相場 |
---|---|---|
165度 傾打 完全未使用 | 23万円 | 15〜20万円 |
115度 傾打 完全未使用 | 13.8万円 | 9〜11.5万円 |
75度 傾打 完全未使用 | 10万円 | 6〜8.5万円 |
45度 傾打 未使用 | 2.2万円 | 1.2〜1.7万円 |
500円ニッケル黄銅貨
平成12年〜発行されている500円ニッケル黄銅貨です(直径26.5mm、量目7.0g)。発行枚数が非常に多く、発行枚数が少ない平成25年銘だとしても137,892,000枚存在するので完全未使用やプルーフだとしても500円〜600円程度が業者による買取価格となっています。
エラーの種類現行の500円玉のエラーについては「両面に桐紋が描かれており、年号銘が入っていない品」「年号の打刻がない品」「エッジ(縁)のギザが無い品」「桐紋の面の周囲のギザ(バリ)の取り忘れがある品(平成12年〜平成16年のプルーフで多い)」などが存在します。
エラー硬貨と買取相場
500円ニッケル黄銅貨のエラー貨幣は下記のような価格で取引されています(画像は両面桐紋)。こちらについてもエラーの種類と硬貨の状態が重要で、両面桐紋の状態の良いものがもっとも価値が高いです(両面桐紋は今までに2枚しか実物を見たことがありません)。
状態 | 取引価格 | 買取相場 |
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両面桐紋 完全未使用 | 5.4万円 | 4〜4.5万円 |
年号銘無し 完全未使用 | 1.6万円 | 0.7〜1.2万円 |
ギザ無し 未使用 | 0.85万円 | 0.4〜0.5万円 |
ギザ取り忘れ プルーフ | 0.5万円 | 0.2〜0.3万円 |
500円玉の価値まとめ
いかがだったでしょうか?一般的に500円玉については価値が低いと思われがちですがエラー品が流通しており、中には非常に価値が高いものも存在します。今回の記事が500円硬貨の売却や換金の参考になりましたら幸いです。