こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は元文小判金(一両)の買取相場と価値について書いていきたいと思います。
私は経験がないのですがコレクター仲間の友人が何度か小判金や大判金、5両判金などを業者に売却したことがあり、安いものでも1枚10万円を超える金額で買い取ってもらっています。
元文小判金の価値
元文小判金(真文小判)は元文元年の1736年から1818年まで発行された古銭で希少です。重量は13.1g(13.0g)、C#22で額面は1両、金と銀の比率は0.653:0.347となっております。
完全な金貨ではありませんし、発行枚数は17436000両と多いのですがカタログ価格は下記のように高額です。
米国のカタログ価格
発行枚数 | VF(美品) | XF(極美品) |
---|---|---|
17436000枚 | 1650USD(約19万円) | 2200USD(約25万円) |
日本のカタログ価格
種類 | 並品 | 美品 | 極美品 |
---|---|---|---|
普通品 | 23万円 | 30万円 | 40万円 |
筋当 | 40万円 | 55万円 | 80万円 |
筋神 | 35万円 | 55万円 | 100万円 |
偶然大吉 | 45万円 | 60万円 | 80万円 |
献上小判 | 80万円 | 100万円 | 150万円 |
表面には鏨(たがね)による茣蓙目が刻まれ、上下に桐紋を囲む扇枠、中央上部に「壹两」下部に「光次(花押)」の極印、裏面は中央に花押、下部の左端に小判師の験極印、吹所の験極印さらに右上に「文」字が打印されています。
残念ながら大陸を中心に贋作(偽物)が多数作成され市場に流通しているため購入時には注意が必要です。また、近年ではレプリカも作成されており、レプリカを鋳型とした贋作(偽物)もあります。
一般的に偽物の場合は重量が軽い場合が多いので重量を計測すれば真贋の見極めができると思います。13.1g(13.0g)より1g重量が異なるような品は贋作の可能性が高いです。
元文小判金の買取相場
私が調べた元文小判金(真文小判)の実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)や買取相場は下記のようになっております。
詳細 | 実勢価格 | 買取相場 |
---|---|---|
献上小判 大吉 極美品 | 67万円 | 〜60万円 |
偶然大吉 極美品 | 46.8万円 | 〜40万円 |
小吉 美品+ | 25.7万円 | 〜20.5万円 |
馬神 美品+ | 23万円 | 〜18.5万円 |
西生 美品+ | 20万円 | 〜16.5万円 |
七福小判(裏面にある座人印が「大吉」「小吉」「堺長」「馬神」「久吉」「守神」「久長」)は七福小判以外に比べると価値が高くなっています。
中でも献上小判(座人印は大吉)は実勢価格が高く、50万円を超える高価買取も期待できます。今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。