こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は古銭買取時に悪徳業者を回避するコツについて記載して行きたいと思います。
長年コレクターをしている関係上、これまでに様々な業者に買取査定を依頼してきましたが私自身、あまり質の良くない業者とやりとりした事があります。
悪徳業者は非常に押しが強く、違法といってもいいくらい横柄な態度で接して来る事がありますので、可能な限り関わらないようにした方がいいでしょう。
古銭売却時に悪徳業者を回避するコツ
古銭の買取を依頼する場合、買取業者へ問い合わせをした後、査定員とやり取りを行います。
経験上、この業者への問い合わせをした時の業者の返答内容から質の悪い業者か否かをある程度、判断することができます。
- 電話をかけても電話に出ない
- 電話での応答が悪く解りにくい・強引な感じがする
- メール返信後、数日経過しても返信がない
- メールの言葉遣いがおかしい・誤字脱字が多い
大手買取業者の場合、通常、オペレーターの専門部署があり様々なオペレーターが電話対応します。また、新人のオペレーターの場合、経験不足により対応が不十分な事もあるので上記に該当したからといって必ず質の低い業者とは言えないかもしれません。
一方、フランチャイズ店舗(おたからや・大吉・大黒屋など)や自営業の骨董店などは経営者や経営者に近い従業員が直接電話対応する事も多くなっており、そのようなお店では電話対応によって業者の質の良し悪しを判断することができます。
最低でも2社の業者とやり取りをしてみる
100万円を超えるような価値の高い「正徳小判金」や「プルーフ旭日龍大型50銭銀貨」「八咫烏50銭銀貨」などを売却する場合は少なくとも5社程度に査定してもらった方がいいでしょう。
一方、価値のあまり高くない戦後の硬貨(貨幣セットや近年の記念硬貨など)の場合、業者による査定価格の差は小さいため1、2社に査定してもらえば十分です。
ただ、価値のあまり高くない記念硬貨を売却する場合でも電話などでの連絡はとりあえず2社以上に行なった方がいいでしょう(1社は「福ちゃん」「バイセル 」などの大手買取業者へ、もう1社は地元の個人骨董店など)。
査定をしなかったとしても2社以上に連絡をすることで業者対応を相対比較をする事ができ、悪徳業者に引っかかる確率を下げる事ができます。
無名業者よりも有名業者の方が良い
友人のコレクターなどの口コミを含め、これまでの経験上、無名業者はブランドを含め失うものが無いので詐欺まがいの事を平気でする事があります。
一方、「知名度の高い有名な大手業者」や「地元で50年以上実店舗経営をしてきたような老舗買取業者」は悪い事をすると大きなブランド価値の低下や風評被害が発生してしまうため、通常、質の高い査定や対応をしてくれる事が多いです。
全ての知名度の低い小さな業者が悪いわけではありませんが、怪しい買取業者は多いので、ホームページも無くポスティングされた白黒の文字だけのチラシしか宣伝していない買取業者などは可能な限り避けた方が安心でしょう。
テレビCMなど公共電波を利用して放送するものは正確性や倫理性、企業の安全性と行った項目について審査(業界用語で考査という)が行われます。そのため、テレビCMを行なっているような大手業者は広告代理店やテレビ会社に審査されており、悪徳業者である確率が非常に低くなっています。
悪徳業者の口コミと被害
ここでは私の友人が経験した悪徳業者とのやり取りや体験談について記載して行きたいと思います。悪徳業者や評判の悪い業者は経験上、数年程度で潰れてしまう事が多いです。
そのため、新しくできた個人経営(FCを含む)の骨董店やリサイクルショップへ査定を依頼する場合、注意した方がいいでしょう。
適当な査定額に騙された
CMなどを行なっている大手買取業者さんが10万円程度と仰っていた査定額よりも高い値段で買い取ってくれるとの事だったので最近できた地元の骨董屋さんへ査定を依頼しました(この骨董屋さんはすぐに潰れてしまいもうありません)。
出張買取に来た方はタバコの匂いがする、嫌な感じの方でその時点で失敗したと思いました。結局、査定額は難癖をつけられてかなり買い叩かれてしまいました。
今、思えば査定の電話をした時のオペレーターの対応もよくなかったのでその時に断っておけばよかったと後悔しています。
店頭買取の体験談
以前、同じ系列のFC(フランチャイズ)の店頭買取で相見積もりをした事があります。当時はフランチャイズというシステムを知らずに同じ古銭を査定してもらいました。
初めの店舗は対応も良く査定額も2番目の店舗よりも遥かに高かったです。2番目に行った店舗はお客さんも居ませんでしたし、入りづらい感じでした。
対応も逃げたくなるくらい高圧的ですごく嫌な感じでした。同じ名前のお店でも査定額や対応に大きな違いがある事に驚きました(ちなみに、その後、数年で2番目に行った店舗は無くなっていました)。
売却査定時に悪徳業者を回避するコツまとめ
いかがだったでしょうか?どのような買取方法を選んだとしても質の低い業者に当たる可能性はあるので、店頭買取だとしても一度、電話対応を見てから店頭へ伺った方がいいでしょう。
また、一般的に「CMなどを行なっている大手買取店」や「50年以上営業を行なっているような老舗業者」は悪徳業者の可能性が低く、クーリングオフ制度も充実しているので安心です。今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。