こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は昭和60年に発行された500円硬貨(筑波万博、内閣制度百年)の価値や業者による買取価格について書いていきたいと思います。

今回取り上げる硬貨については未使用完全未使用だとしても高価買取は期待できませんがNGCPCGSによる鑑定済み品になると買取価格が上がります。

筑波万博 EXPO’85 500円硬貨の買取相場

昭和60年500円硬貨

画像は昭和60年(1985年)のつくば万博を記念して発行された500円硬貨です。表面には富士と桜、裏面にはTSUKUBA EXPO’85と額面が描かれています。

Y#88で発行枚数は70,000,000枚、重量は13g、直径30mm、素材は銅とニッケル(白銅)となっており、カタログ価格は下記の通りです。

完全未使用 未使用
1500円 1000円
完全未使用 完全未使用
10USD 7.5USD

実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)や買取相場は下記のようになっており、業者による買取価格は通常、額面程度が相場となっております。

実勢価格 買取相場
〜1000円 〜600円
お客様1

鑑定済み品は価値が高いが・・・

通常価値が低いEXPO’85 500円白銅貨ですが画像のようなPCGSNGC鑑定済み品になると価値が上がり、グレードが高い(MS67など)場合、実勢価格5000円前後で取引されることもあります。

しかし、鑑定料や国際送料(米国の鑑定機関なので国内鑑定はできない)を考えると鑑定のための諸経費の方が高いケースが殆どとなっており、実質的な手取りを考えると鑑定はお勧めできません。

内閣制度百年記念500円硬貨の買取相場

昭和60年 内閣制度百年 記念500円硬貨

画像は内閣制度100年を記念して発行された500円硬貨です。先のEXPO’85五百円とサイズや重量は同一となっておりY#89、発行枚数70,000,000枚、重量13g、直径30mm、素材は白銅、カタログ価格は下記の通りです。

完全未使用 未使用
1500円 1000円
完全未使用 完全未使用
10USD 7.5USD

カタログ価格や実勢価格についてもつくば国際科学技術博覧会記念500円白銅貨と同水準となっており、こちらについても買取価格は額面程度と高くありません。

エラーコイン

現行貨幣の500円ではエラーコインが見つかっていますが、500円記念貨幣では殆どエラーコインは見つかっていません(私が見つけた主なエラーコインは北海道500円の傾打エラーくらい)。そのため、記念貨幣については高価買取は残念ながら期待できないでしょう。

昭和60年銘の500円記念硬貨まとめ

いかがだったでしょうか?どちらの記念硬貨も発行枚数、現存数が多くなっており、市場で取引される価格は高くても1000円程度が相場となっております(NGCやPCGSによる鑑定品を除く)。

そのため、業者による買取価格は高くありませんが、他の古銭や骨董品などと一緒に売却すれば、それなりの金額になりますので価値や値段が気になる場合、まずは買取専門店に査定してもらうと良いでしょう!今回の記事が記念硬貨の売却や換金の参考になりましたら幸いです。