こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は元禄二朱金を中心に天保二朱金と万延二朱金を紹介していきたいと思います。元禄二朱金は二朱金の中でも希少な古銭で市場にて高値で取引されており買い取り価格も高額です。

元禄二朱金の価値

二朱金

江戸時代のもっとも華やかな1695年〜1710年(元禄10年の1697年〜1710年という説もあり)に発行、鋳造された二朱金で最古の二朱金です。FR#33、重量2.21g、金と銀の比率は56.4%:43.6%とされています。その後に発行されれる二朱金は天保以降が主で天保二朱金(天保二朱判金)の重量は1.62g、万延二朱金(万延二朱判金)の重量は0.75gとなっており元禄二朱金は二朱金の中でも最大の大きさとなっています。

また、天保二朱金や万延二朱金は市場での取引値が数千円〜1万円程度なのに対し元禄二朱金はカタログ価格、市場価格共に下記のように高額です。

取引日 古銭の状態 カタログ価格 取引価格
2013年 極美品 2000USD(約23万円) 23万円
2012年 美品 1350USD(約15.5万円) 16.5万円
2017年 並品 1200USD(約14万円) 11万円

買い取り価格は並品だとしても6〜8万円程度が期待できます。ただ、贋作(偽物)もありますのでもし、蔵などで見つかったとしても期待しすぎないほうがいいかもしれません。

天保二朱金と万延二朱金の価値

二朱金

1832年〜1858年に鋳造された天保二朱金です。C#18で重量は1.62g、サイズは7.5mm×3mm、発行枚数103,069,600枚となっており残念ながら希少性は乏しいです。そのため市場価格は3000円〜5000円程度で買い取り価格は1500円〜3000円程度となっております。

万延二朱判金

1860年〜1869年に鋳造された万延二朱金です。C#18aで重量は0.75g、サイズは6.5mm×11.5mm、発行枚数25,120,000枚となっています。こちらも残念ながら希少性は乏しく市場価格は2500円〜4000円程度、買い取り価格は1500円〜2500円程度となっております。