こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は甲州一朱金の価値と買取相場について記載して行きたいと思います。甲州金の貨幣制度は四進法でできており、金一両(4匁=15g)の1/4が一分、一分の1/4が一朱、一朱の1/2が朱中、一朱の1/4が糸目、糸目の1/2が小糸目となっています。
日本で初めて体系的に整備された貨幣制度で、その後の江戸幕府の貨幣制度の手本となりました。どれも価値が高く高額査定、高額買取が期待できます。
甲州一朱金の価値
天正〜江戸初期にかけて鋳造された甲州一朱金です。円形の古金で重量約1g、背(裏面)の打刻によって価値が異なり日本のカタログ価格は下記の通りとなっております。
種類 | 並品 | 美品 | 極美品 |
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無背 | 12万円 | 20万円 | 28万円 |
背忠 | 15万円 | 30万円 | 60万円 |
背下安 | 25万円 | 50万円 | 90万円 |
背中安 | 20万円 | 40万円 | 70万円 |
背重 | 10万円 | 15万円 | 18万円 |
背定 | 10万円 | 15万円 | 18万円 |
甲州金の実勢価格と買取相場
甲州一朱金の実勢価格(実際に市場で取引された値段)は下記の通りです(ここ10年の売買データから抽出)。古銭を業者に買い取ってもらう場合、実勢価格に「(仕入)掛け率」を掛けたものが査定価格(買取価格)となり、掛け率は希少古銭ほど高くなります。
古銭詳細 | 実勢価格 |
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甲州一朱金 背忠 並品(2015年取引) | 10.5万円 |
甲州一朱金 背無 美品−(2015年取引) | 10.7万円 |
甲州一州金 背忠 美品+(2013年取引) | 15.6万円 |
上記のように甲州一朱金は価値が高いため仕入掛け率は「6〜8割程度」が期待できます。具体的には10.5万円で取引された上記の「甲州一朱金 背忠 並品(2015年取引)」を査定に出した場合「6〜8.5万円」程度で買取ってもらうことが出来ると思われます。今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。