こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は買取価格が高い文政南鐐一朱銀について記載して行きたいと思います。文政南鐐一朱銀は文政12年から天保8年にかけて発行されました。

通常銭の場合、買取価格は高くても1万円程度となっていますが、珍しい書体や逆打ち(正確にはエラーで無いとされているがエラー銭とも呼ばれる)になると買取価格が高騰し10万円を超える買取価格になることもあります。

文政南鐐一朱銀の価値と買取相場

一朱銀 一朱銀(逆打ち)

文政12年から発行された文政南鐐一朱銀です。左画像(スマホの場合上画像)は通常銭で右画像(スマホの場合下画像)が逆打ちとなっています。品位は銀989/その他11、重量(量目)2.63gとなっておりカタログ価格は下記の通りです。

状態 カタログ価格
極美品 2.5万円
美品 1.8万円
並品 1.2万円

左画像のような美品〜極美品の場合、カタログ価格ほどの価値はなく、実勢価格(実際に市場で取引される値段)は0.4〜0.8万円程度が相場です。そのため、業者による買取価格は0.5万円以下のケースが殆どです。

珍しい書体と買取相場

一般的には極美品でも0.5万円以下の買取となりますが一部で価値が高いものが存在します。コレクターや買取業者の間では書体によって下記のような細かな小分類を行い取引することがあります。

文政南鐐一朱銀

Aa型(二開換・一開常・開ワ是)

Aa型(二開換・一開常・開ワ是)では表面/「六」の3画が茄子のような形で、「換」の6画・7画と10画が開いています。また、裏面/「常」の4画と5画「是」の1画と2画も開いているといった特徴があります。価値が高く、以前、準未使用〜未使用程度のものが7.8万円ほどで取引されたことがあります。

 

お客様1

Ed型(ハネ六・上二開常)

Ed型(ハネ六・上二開常)では表面の「六」の第3画が跳ね上がり、裏面の「常」の第4画と第5画・第6画と第7画の2箇所が開いています。六が跳ねている文政南鐐一朱銀は価値が高く4〜6万円程度の金額で市場にて取引されています。

買取価格が高い逆打ち

文政南鐐一朱銀の中で買取価格が最も高いのは逆打ちです(エラー銭とも呼ばれる)。実勢価格(実際に市場で取引された値段)や買取相場は下記のようになっており、10万円を超える高価買取が期待できます。

詳細 実勢価格 買取相場
準未使用 逆打ち 20万円 〜16万円
準未使用 逆打ち 20万円 〜16万円
極美品 逆打ち 13.7万円 〜11万円

文政南鐐一朱銀まとめ

いかがだったでしょうか?文政南鐐一朱銀は発行枚数が139,914,768枚あるので現存数はそれなりにあります。しかし「状態が良い物」や「珍しい書体」「逆打ち」は珍しく、高価買取が期待できます。今回の記事が古銀の売却や換金の参考になりましたら幸いです。