こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は平成4年に発行された沖縄復帰二十年記念500円白銅貨の価値と買取価格について記載していきたいと思います。

この記念コインでは記念貨幣入ミント貨幣セットやプルーフ貨幣セットが販売されており、プルーフはコレクターの間でも人気が高くなっております。

平成4年沖縄復帰二十年500円白銅貨の詳細

沖縄復帰20周年記念500円白銅貨

画像は平成四年(1992年)に沖縄返還20年を記念して発行された硬貨です。Y#106で重量は13g、素材は銅とニッケル(白銅)となっており、直径は30mmです。

この500円硬貨は当時、2000万枚発行されましたがミントステイト(通常貨)が1995万枚、プルーフ(鏡面状の加工あり)が5万枚となっており、プルーフの方が価値が高いです。

図案 首里城正殿
発行日 平成4年(1992年)5月13日
直径 30m
品位 銅750/ニッケル250
量目(重さ) 13g
発行枚数(通常貨) 1995万枚
発行枚数(プルーフ) 5万枚
その他 硬貨単体以外に貨幣セットとしての販売あり
詳細 完全未使用 未使用
通常貨(日本カタログ) 1500円 1000円
通常貨(米国カタログ) 約1450円
プルーフ(米国カタログ) 約2750円
参考記事古銭の状態(プルーフ・完全未使用・未使用・準未使用・極美品・美品・並品など)については「古銭のグレード」の記事を参考にしてください。すべての状態について画像を掲載しながら詳しく解説しています。

ミント貨幣セットとプルーフ貨幣セットの詳細

ミント貨幣セット

沖縄復帰二十周年記念貨幣入り貨幣セット平成4年

画像は平成4年に発売された「沖縄復帰二十周年記念貨幣入りミント貨幣セット」です。

販売セット数は700,000点、当時の造幣局販売価格は2,300円、セット内容は「1円から500円硬貨」と「沖縄復帰二十年500円白銅貨」となっています。

沖縄復帰二十年500円白銅貨単体と比べると現存数が少ないため、価値が高くなっております。

プルーフ貨幣セット

沖縄復帰二十周年記念プルーフ貨幣セット

画像は大蔵省造幣局から発売された「沖縄復帰二十周年記念プルーフ貨幣セット」です。

造幣局販売価格は2500円と先ほどのミント貨幣セットほぼ同額ですが、販売位数が僅か47,000点しかなかったため、プレミアムの価値が高くなっています。

沖縄復帰500円硬貨の買取相場

下記は私が2020年に調べた沖縄復帰20周年記念500円白銅貨の実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)と買取相場です。

古銭詳細 実勢価格 買取相場
硬貨単体 〜800円 〜550円
ミント貨幣セット 〜2,200円 〜1,500円
プルーフ貨幣セット 〜4,000円 〜2,500円

通常貨単体の場合、価値は低くなっており、業者による買取価格は額面程度が相場となっております。

一方、現存数が少ない、プルーフ貨幣セット(プルーフ硬貨)は価値が高くなっており、保管状態や売却時期が良ければ2000円前後での買取も期待できます。今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。