こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は宝永7年4月15日(1710年)に通用開始された宝永小判金(1両)の価値について記載していきたいと思います。

なお、画像につきましてはレプリカや贋作(偽物)の画像ではなく本物の画像を使用していますので真贋が気になる宝永小判金を購入するときの参考にして頂けると幸いです。

宝永小判金の詳細

宝永小判金宝永小判金

宝永7年に通用開始された宝永小判金です。乾の字が打刻されていることから乾字小判(乾字金)と呼ばれることもあります。FR#11で重量は9.34g(9.37g)、金の品位0.834(0.8429)となっており表面には鏨(たがね)による茣蓙目が刻まれています。

大変希少な小判ということもあり市場に出回ることは稀、出回ったとしても殆どが贋作です。カタログ価格や発行枚数は下記のようになっており、発行枚数(11,515,500両)は多いのですが現存数は少ないです。

種類 並品 美品 極美品
普通品 120万円 200万円 250万円
偶然大吉 270万円 350万円 450万円
並品 美品 極美品
約60万円 約80万円 約120万円

実勢価格(市場価格)と買取相場

下記は私が調べた宝永小判金(乾字小判)の実勢価格(業者が販売し市場で取引された値段)と買取価格です。

実勢価格については贋作(偽物)による取引は無視し、真贋がはっきりした本物の取引価格のみを掲載しました。

業者所在 古銭状態 実勢価格 買取相場
米国 美品+ 約110万円 〜99万円
神奈川県 美品 85.2万円 〜76万円
大阪府 極美品 123万円 〜110万円
兵庫県 美品 80.8万円 〜73万円

取引価格は米国のカタログ価格に比べると若干高い金額で取引されており希少価値が高いことが伺えます。また、取引価格の推移を見てみると日本の古銭では珍しく値上がり傾向となっております。

宝永小判金まとめ

いかがだったでしょうか?宝永小判金は稀少な古銭となっており、保管状態や売却時期が良ければ100万円前後での買取も期待できます。

江戸期の小判については発行枚数が多かったとしても高価買取が期待できますので、お手元に価値が気になる古銭がありましたら専門家に査定してもらうと良いでしょう!今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。