こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は1784年(天明4年)に5年間の期限という条件で幕府の許可を得て発行された仙台通宝(仙臺通寳)の価値や相場について記載して行きたいと思います。
仙台通宝(仙臺通寳)の価値
江戸時代に仙台藩が製造していた地方貨幣である仙台通宝です。KM#60で素材は鉄(通用銭の材質は青銅ではなく宮城県で豊富に産出していた鉄でできているが鋳型原型である母銭は銅製)、カタログ価格は下記のようになっております。
古銭 | 並品 | 美品 | 極美品 |
通用鉄銭 | 4500円 | 6000円 | 10000円 |
銅母銭 | 15000円 | 20000円 | 30000円 |
海外ではあまり分類されませんが国内では「大様(幅23mm以上)」「中様(22mm程度)」「小様(20mm程度)」に分類しコレクションしている収集家もいます。
仙台通宝(仙臺通寳)の実勢価格
仙台通宝(仙臺通寳)の実勢価格(市場で取引される値段)は下記の通りです。米国のデータは画像の仙台通宝で状態は極美品+となっております。
業者所在 | 古銭状態 | 取引価格 |
米国 | 極美品+ 鉄銭 | 約20000円 |
京都府 | 並品 銅母銭 | 18000円 |
東京都 | 並品 銅母銭 | 16500円 |
神奈川県 | 極美品 鉄銭 | 13800円 |
取引相場を調べた限りではカタログ価格に比べると若干高額な金額で取引される傾向があります。
仙台通宝まとめ
仙台通宝は地方貨幣ですが鋳造量は308,000貫文(308,000,000枚)にも及んだ事から現存数が多く、古い古銭の割には価値はあまり高くありません。また、業者による買取価格は市場価格の6割〜7割程度が相場となっております。今回の記事が古銭の買取査定価格の参考になりましたら幸いです。