こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は中華民国29年(昭和15年)に華興商業銀行から発行された古銭の価値と買取相場について記載して行きたいと思います。
華興商業銀行から発行された硬貨では20分と5分が試鋳貨(見本貨幣)となっており、価値が非常い高いです。また、1分硬貨では通常の青銅貨以外に銀で作成された試鋳貨も見つかっています。
上海華興商業銀行20分白銅貨の買取相場
画像は中華民国二十九年に発行された華興商業銀行20分白銅貨(廿分硬貨)です。日本のカタログでは稀少性が高いため、カタログ価格は不明となっています。
一方、米国のカタログでは試鋳貨(見本貨幣)としてカタログ価格が掲載されており4,050USDの値が付けられています。
国内での取引事例は私が調べた限りでは見つかりませんでしたが、海外では米国のStack’s Bowersオークションで2019年に取引が行われました。
価値(未使用) | 4.0 |
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直径 | 21mm |
量目(重量) | 4.1g |
素材 | 白銅 |
極美品(カタログ) | 不明 |
並品(カタログ) | 不明 |
実勢価格 | 不明 |
買取相場 | 不明 |
(*上記の極美品・並品は日本のカタログ価格から引用、価値の見方については「★レーティングの見方」を参照)
上海華興商業銀行10分白銅貨の買取相場
画像は中華民国29年に発行された10分白銅貨(拾分硬貨)です。20分白銅貨と異なり、市場に出回ることが多く、2018年にPCGS鑑定済みMS64が8,900円で取引されました。
華興商業銀行貨幣の中では最も市場に出回る機会が多い古銭です。
実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)は状態にもよりますが800円〜9,000円程度、業者による査定価格は100円〜5,000円程度が相場となっております。
価値(未使用) | 1.0 |
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直径 | 19mm |
量目(重量) | 3g |
素材 | 白銅 |
極美品(カタログ) | 1000円 |
並品(カタログ) | 300円 |
実勢価格 | 800円〜9,000円 |
買取相場 | 100円〜5,000円 |
(*上記の極美品・並品は日本のカタログ価格から引用、価値の見方については「★レーティングの見方」を参照)
上海華興商業銀行5分白銅貨の買取相場
20分白銅貨と同様に試鋳貨(見本貨幣)となっているため、現存数が少なく市場に出回ることは殆どありません。
なお、日本のカタログだと価格掲載はされていませんが、米国のカタログだと価格が掲載されており1150USDと表記されていますが直近での取引は私が調べた限り見つかりませんでした。
上海華興商業銀行1分青銅貨の買取相場
画像は華興商業銀行1分青銅貨です。通常見つかる華興商業銀行貨幣の中では最も価値が高くなっています。
国内での取引実績は少なくなっていますが、2016年に極美品が63,000円程度で取引されていますので同様の状態のものならば少なくとも数万円での買取は期待できます。
上海華興商業銀行の古銭まとめ
いかがだったでしょうか?中華民国29年に発行された華興商業銀行の硬貨は上記のような種類があります。
10分白銅貨以外は稀少性が高く高額査定が期待できますので売却や換金を検討中でしたら下記のような専門業者に査定してもらうことをお勧めします。