古銭

こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は「古銭や記念硬貨コレクションを整理するなら、どれから売るのがオススメか?」といった疑問にコレクターである管理人がお答えしていきたいと思います。

私の場合、グレード(古銭の状態のこと)の高いものが手に入った場合、グレードの低い方の古銭を売却しますが、遺品などのコレクションを整理をするのならば、価値が上がる可能性が高い古銭や記念硬貨は手元に残し、価値が上がる可能性の低い古銭や記念硬貨から整理(売却)することをオススメします。

価値が上がっている古銭や記念硬貨

日本で発行された古銭や記念硬貨で価値が上がっているものは少ないです。ここ10年くらいの日本国内や海外での売買データを参照した限りで、特に価値が上昇しているのは「旧20円金貨旧10円金貨」「明治の試鋳貨」「江戸期の大判金(慶長大判金享保大判金)」など百万円から数千万円の価値があるものが中心となっています。

100万円以下の古銭で価値が上昇しているものとしては「明治から大正の古銭で保管状態が完全未使用程度の金貨や銀貨」と「明治発行の古銭一覧で掲載している状態の良いエラー銭」などで希少性が高く市場に出回る事が少ないものが殆どです。

価値が下がっている古銭や記念硬貨

記念硬貨

他の骨董品でも同様の傾向がありますが世界中を探しても現存数が数点しか無いような物は中長期的に価値が上昇していく傾向があります(メダルについてはコレクターが少ないので現存数が少なくても価値が上がらないものが多いです)。

一方、現存数が数千点〜数十万点存在するようなものになると価値は殆ど上がらず、下がっているものも多数存在します。

近年発行された記念硬貨(昭和の記念硬貨一覧平成の記念硬貨一覧)については発行枚数が多くなっており、残念ながら、全体的に価値は下落傾向となっています。

また、戦後発行のものでは状態の良い物の現存数が5万点を超えているような硬貨も多数存在するため、今後も価値が上昇する可能性は低いです。

古銭・記念硬貨コレクションの整理まとめ

近年発行された、実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)が5万円を下回るような硬貨については基本的に価値が上昇する可能性が低いので大規模なコレクション整理をする場合、はじめに売却を検討しても良いでしょう。

その中でもコレクション(例えば地方自治法施行60周年記念1000円銀貨の47都道府県セットなど)が完成しておらず、完成させる気力が無いものは出来栄えもよくありませんし、価値が下落していく可能性が高いので整理することをオススメします。今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。