こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は中華民国三年袁世凱壹圓銀貨の価値や業者による買取価格について記載して行きたいと思います。なお、孫文の壹圓銀貨につきましては「中華民国二十一年孫文壹圓銀貨」で記載しています。
中華民国三年袁世凱壹圓銀貨の価値
中国古銭の袁世凱壹圓(一円)銀貨です。Y#329で重量は26.4g、銀の品位は0.89、直径39mmの比較的大きな銀貨となっております。表面には袁世凱(えんせいがい)の肖像、裏面には額面「壹圓」と書かれています。
この袁世凱壹圓銀貨はエッジ(コインの縁)のタイプによって希少性が異なり希少なものだと30万円程度(engrailed with circlesタイプなど)が市場での相場となります。
古銭のエッジとは
エッジとは下記の画像の赤丸の縁の部分の事でplain edge(平滑縁)、reeded edge(ギザ縁)、lettered edge(銘字縁)、装飾縁等があります。
中華民国三年袁世凱壹圓銀貨の相場
中国古銭である袁世凱壹圓銀貨のカタログ価格や発行枚数は下記のようになっております。下記は最も一般的なギザ縁のタイプです。
年号 | 発行枚数 | 極美品 | 未使用 |
民国三年(1914年) | 不明 | 6000円 | 12000円 |
正確な発行枚数は不明ですが現存数が多いためカタログ価格はあまり高くありません。市場での取引価格、予想買取価格については下記のようになっており、未使用から完全未使用レベルの状態以外は一枚1万円以上での買い取りは期待できないでしょう!
中国古銭詳細 | 取引価格 | 予想買取価格 |
準未使用 | 12200円 | 7000円前後 |
極美品 | 8500円 | 4500円前後 |
未使用 | 17000円 | 10000円前後 |
袁世凱壹圓銀貨についても他の中国古銭である「中華民国二十一年孫文壹圓銀貨」同様に贋作(偽物)が多く存在します。偽物のコイン(古銭)は本物を鋳型として作る為、直径やデザインは同一ですが銀の品位が異なり一般的には白銅などが使われるため重要が軽い場合が殆んどです。
慣れてくると銀の輝きと異なる為、見ただけである程度見分けがつくようになりますが、一番簡単な方法は重量を計測する事で重量は26.4gより0.5g異なるようでしたら贋作(偽物)の可能性が高いです。売りたい中国古銭、価値が気になる中国古銭がありましたら、専門家による査定や鑑定に出してみる事をおすすめします。