こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は中華民国26年に発行された冀東政府1角白銅貨(壹角硬貨)の価値と買取相場について記載していきたいと思います。
冀東政府の硬貨は今回紹介する1角を含め全部で5種が存在します。日本の明治期の古銭などと比べると全般的に価値は低くなっていますが、状態の良いものを中心に買取価格は高くなっています。
冀東政府貨幣1角白銅貨の詳細
画像は中華民国二十六年(1937年)に発行された冀東政府1角白銅貨(壹角硬貨)です。表面には5分白銅貨や1分銅貨と同様に「稲穂と額面」、裏面には「天寧宝塔」が描かれており、詳細は下記のようになっております。
冀東政府1角白銅貨の詳細
量目(重量) | 4.80g |
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年号(中国) | 中華民国26年 |
年号(西暦) | 1937年 |
年号(日本) | 昭和12年 |
日本のカタログ価格
極美品 | 並品 |
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3,000 | 800 |
米国のカタログ価格
未使用 | 極美品 | 並品 |
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85USD | 20USD | 8USD |
冀東政府(冀東防共自治政府)は1935年から1938年まで中国河北省に存在した日本の傀儡(かいらい)政権です。
通貨は貨幣価値の裏付けがないものであると同時に、戦局悪化により通貨発行量が増大したため破滅的なインフレーションが発生し、印刷や貨幣の質が徐々に悪化していきました。
冀東政府の硬貨は2角〜5厘までの全5種が存在し、2角白銅貨や5厘銅貨の価値が高い一方、1角白銅貨や5分白銅貨の価値が低くなっております。
冀東政府1角白銅貨(壹角硬貨)の買取相場
下記は私が調べた冀東政府1角白銅貨(壹角硬貨)の実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)と買取相場です。
古銭詳細 | 実勢価格 | 買取相場 |
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PCGS MS64 | 211.5USD(約2.3万円) | 〜17,000円 |
未使用 | 9,700円 | 〜6,500円 |
美品+ | 1,600円 | 〜500円 |
美品 | 1,200円 | 〜400円 |
並品 | 500円 | 〜50円 |
完全未使用(MS65)前後のNGCやPCGSによる鑑定済み古銭については売却時期が良ければ1万円を超える高価買取も期待できます。
一方、状態の悪い美品や並品については骨董(アンティークコイン)としての価値は乏しく、業者による買取価格は高くても数百円程度が相場の上限となっております。
冀東政府1角白銅貨まとめ
いかがだったでしょうか?冀東政府1角白銅貨(壹角硬貨)の詳細は上記のようになっております。
保管状態の悪い硬貨の価値は高くありませんが、未使用以上の状態の古銭については1枚5,000円を超えるような査定が期待できます。今回の記事が中国古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。