満州国貨幣 1角硬貨の価値と買取価格

こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は満州国の貨幣である旧1角白銅貨、新1角白銅貨、旧1角アルミ貨、新1角アルミ貨の価値と買取価格について記載して行きたいと思います。

今回取り上げる1角は満州国の古銭という事もあり、国内で出回ることは多くありません。全体的に価値はあまり高くありませんが、康徳十年の特年は稀少性が高く、数十万円での買取も期待できます。

満州国 旧1角白銅貨の買取価格

画像は大満州国の大同三年銘の旧壹角白銅貨です。品位は銅750/ニッケル250となっており量目は5.0g、大同2年(1933年)から康徳6年(1939年)にかけて製造されました。

国内で現存するものは並品から準未使用程度のものが殆どとなっており、実勢価格は千円以下、業者による買取価格は数十円から数百円が相場となっております。

未使用の買取相場

満州国 新1角白銅貨の買取価格

画像は大満州国の康徳七年銘の旧壹角白銅貨です。この新1角白銅貨は単年発行となっておりこの年号銘しか存在しません。品位は旧1角白銅貨と同様ですが、量目が少し軽く3.5gとなっています。

また、単年発行という事もあり、価値が若干高く未使用程度の状態になると2000円前後で取引される事もあります。

未使用の買取相場

満州国 旧1角アルミ貨の買取価格

画像は旧1角アルミ貨です。旧1角アルミ貨は康徳七年から康徳十年まで発行されました。品位はアルミ1000で量目は1.7g、この貨幣では特年が存在し康徳十年銘は非常に価値が高くなっています。

特年の1角は国内では2018年に「準未使用(PCGS AU58)が約15万円」、海外では2011年に「未使用(NGC MS61)が30万円強」で取引されています。そのため、保管状態や売却時期が良ければ20万円前後での買取も十分期待できます。

未使用の買取相場

満州帝国 新1角アルミ貨の買取価格

画像は新1角アルミ貨です。この硬貨は康徳十年の単年発行となっており、流通量はそれほど多くありません。量目は1.0gで国内の実勢価格は2000円以下が相場となっております。

未使用の買取相場

満州国貨幣 1角硬貨まとめ

いかがだったでしょうか？満州国は1932年(大同元年)から1945年(康徳12年)の僅か13年程度しか存在しなかった国です。1角硬貨では康徳10年の旧アルミ貨の価値が高くなっており、高価買取が期待できます。今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。