こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回はナチスドイツ(ヒトラー時代)のシラー生誕175年記念2マルク(2 Reichs Mark)銀貨とヒンデンブルク2マルク銀貨の価値について書いていきたいと思います。
ナチスドイツのシラー生誕175年記念2マルク銀貨
フリードリヒ・フォン・シラー(schiller)生誕175年を記念して発行された2マルク銀貨です。KM#84で重量は8g、銀の品位0.625、直径27mmとなっており発行枚数やカタログ価格は下記の通りです。
年号 | 発行枚数 | 極美品 | 未使用 |
1934年F | 300000枚 | 9000円 | 12000円 |
1934年F(プルーフ) | 不明 | 不明 | 25000円 |
ミントマークはFのみとなっており貨幣の製造はシュトゥットガルトで行われました。発行枚数も少ないことから価値の高い銀貨となっており、その中でもプルーフの状態の良いアンティークコインは高額で取引されています。
ドイツ第三帝国 ヒンデンブルク 2マルク銀貨
ドイツ第三帝国の2マルク銀貨(Swastika-hindenburg Issue)です。ナチスドイツ(ヒトラー時代)のアンティークコインで1936年〜1939年まで発行が行われました。
表面にはパウル・フォン・ヒンデンブルク、裏面にはハーケンクロイツ(鉤十字)の入ったナチス・ドイツ国章が描かれています。ヒンデンブルクは第一次世界大戦時のドイツ帝国軍参謀総長であり、大戦下の英雄として国民の人気を集めました。KM#93で重量は8g、銀の品位は0.625、直径25mmとなっています。
特年で希少性が高いのはミントマークとの組み合わせで1936年D(カタログ価格 未使用=6500円)、1936年E(カタログ価格 未使用=11500円)、1936年G(カタログ価格 未使用=8500円)、1936年J(カタログ価格 未使用=40000円)、1936年E(カタログ価格 未使用=10000円)などがありこれらは市場価値も高いです。
その他については希少性が乏しく発行枚数が多いことから極美品で市場価値3000円程度となっております。ドイツのコインですが日本国内でもよく見かけるコインです。
ヒトラー時代の2マルク銀貨を高く売るには?
欧米のアンティークコインの場合は米国の鑑定機関であるNGCやPCGSによる鑑定済みコインにすると価値が上がります。しかし、市場での価値が数千円〜10万円以下のアンティークコインでは価値が上がったとしても鑑定費用の方が高くつく可能性があります。ナチスドイツのコインは人気はありますが10万円を超える値段が付くものはありませんので買取業者に買ってもらうためにわざわざ鑑定に出す必要は無いと思います。