クッテンベルク鉱山再開記念 2フローリン銀貨の価値

こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回はフランツ・ヨーゼフ1世の代表古銭の一つであるクッテンベルク鉱山再開記念 2フローリン銀貨の価値や買取相場について記載していきたいと思います。人気・知名度ともに高いのですが、発行枚数が非常に少ない外国の硬貨となっており、もし本物ならば高額査定・高額買取が期待できます。

クッテンベルク鉱山再開記念 2フローリン銀貨

オーストリア クッテンベルク鉱山再開記念 2フローリン銀貨です。クッテンベルクは13世紀に銀が発見され発展しましたが、1618年からの30年戦争でさびれ閉山しました。しかし、その後ヨーゼフ1世の在位期間中に再開し、再開を記念してこの銀貨が発行されました。

KMX#M7、Dav-33、発行枚数400枚の大変希少な銀貨で国内、海外ともに市場に出回ることは稀です。表面にはフランツ。ヨーゼフ1世の左向き肖像、裏面には聖バルバラが描かれています。

クッテンベルク鉱山再開記念硬貨の価値

クッテンベルク鉱山再開記念 2フローリン銀貨は発行枚数が少なく国内、海外でも取引は多くありません。海外では数件の取引があり取引価格は下記のようになっています。

NGCやPCGSによる鑑定品ではなく未鑑定品の売買が多く、ドイツでの取引が多いように感じます。なお、あまり知られていませんがプルーフも存在し、売買価格は不明ですが2016年にNGC鑑定済みPF65のコインが取引されています。

また、下記のようなリストライクのコインも発行されていますがこちらは価値が低く、PCGS鑑定済みMS67+で270USD(約3.1万円)で取引されています。高価なコインであればあるほど、リストライクを使った贋作(偽物)なども作成されますので裸のコインを購入する時には注意しましょう！

クッテンベルク鉱山再開記念硬貨の買取相場

クッテンベルク鉱山再開記念 2フローリン銀貨は発行枚数が少ないため市場に出てくることが少なく手にいれるのには相当の時間がかかることが予想されます。ただ、希少性がとても高くハイグレード品を手に入れることができれば家宝になりますしアンティークコイン投資としても最適といえます。

また、業者による買取価格は高く取引価格(実勢価格)の7割〜9割程度の金額での買い取りになることが多いです。今回の記事が外国硬貨の売却や換金の参考になりましたら幸いです。