こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は1902年にイギリスで発行されたエドワード7世の5ポンド金貨について書いていきたいと思います。5ポンド金貨は大型のアンティークコインとなっており高額買取が期待できます。
エドワード7世5ポンド金貨
1902年発行のエドワード7世の5ポンド金貨です。英国王エドワードの代表的な大型金貨で最も人気があります。KM#807で重量は約40g、発行枚数は35000枚ほどありますが27000枚は溶解されたとされており、現存数は8000枚程度とされています。
ミントステイト(通常貨幣)のカタログ価格は3000USDとなっていますが実勢価格(実際に市場で取引される値段)はカタログ価格より高額です。また、プルーフも発行されており、こちらは発行枚数約8000枚、カタログ価格2750USDとなっております。
エドワード7世とはエドワードⅦ世はザクセン・コーブルク・ゴータ家出身の王で、ビクトリア女王の長男、60歳で即位しました。在位は1901年から1910年までの10年足らず、英国以外にもカナダ、ギアナ、オーストラリア、ホンジュラス、ニューファウンドランド、セイロン、ジャマイカ、キプロス、東アフリカ、香港、インド、海峡植民地などで彼の肖像画描かれたコインが発行されています。
エドワード5ポンド金貨の買取相場
エドワード5ポンド金貨の国内実勢価格としては下記のようになっております。業者による買取価格は下記売買価格の7割〜9割程度が相場となっています。
売買時期 | グレード | 売買価格 |
---|---|---|
2014年11月 | PCGS PR63 | 約100万円 |
2014年6月 | NGC MS63 | 約76万円 |
2015年6月 | PCGS MS62 | 約73万円 |
2015年2月 | NGC PF61 | 約65万円 |
2016年2月 | PCGS MS63 | 約63万円 |
2017年9月 | PCGS MS63 | 約54万円 |
買取価格の具体例エドワードの5ポンド金貨の買取価格としては例えばMS63(未使用+)の場合、2018年だと「買取価格=40〜50万円程度」が相場となっています。
国内相場の傾向としては2014年から2018年にかけて値が下がってきています。また、日本の古銭と異なり、同一状態でもPCGSやNGCなどの鑑定機関で鑑定された硬貨の方が高値での買取になる事があります。今回の記事がアンティーク金貨の売却や換金の参考になりましたら幸いです。