こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は19世紀(西暦1801年から西暦1900年)のアメリカ ハーフイーグル5ドル金貨の価値と相場について記載して行きたいと思います。19世紀の米国金貨は希少性が高いものが多く、高額買取が期待できます。
19世紀アメリカの5ドル金貨について
19世紀のアメリカではリバティキャップタイプ、ターバンヘッドタイプ、クラシックヘッドタイプ、コロネットヘッドタイプの4種類の金貨が発行されています。
米国リバティキャップタイプ5ドル金貨
リバティ キャップタイプの5ドル金貨です。19世紀アメリカにおいて1802年〜1807年にかけて発行されました。カタログ価格はどの年代もMS60で約15000USD(180万円程度)となっており大変希少です。
2010年に1805年銘グレードAU58(準未使用)のアンティークコインがオークションに登場し、手数料込み12000USD程で取引されています。現在ではもう少し高額かもしれませんがカタログ価格×1〜1.2程度が相場のように感じます。
米国ターバンヘッドタイプ5ドル金貨
ターバンヘッドタイプの金貨は10ドル(イーグル)金貨、20ドル(ダブルイーグル)金貨では発行がありません。発行は1807年から1834年となっており、1813年のタイプからデザインが変わっています。こちらはリバティキャップより更に希少性が高く、カタログ価格も13250USD〜140000USD(160万円〜1700万円程度)と高額となっております。
米国クラシックヘッドタイプ5ドル金貨
クラシックヘッドタイプの5ドル金貨です。1834年〜1838年にかけて発行が行われました。カタログ価格はMS60で3000USD〜となっており、ターバン、リバティキャップに比べるとそこまで高額という訳ではありません。海外オークションなどでも出回っており、比較的手に入れやすいコインです。
米国コロネットヘッドタイプ5ドル金貨
コロネットヘッドタイプの5ドル金貨です。1839年〜発行され最も長く発行が行われたデザインです。10ドル(イーグル)金貨同様マイナーチェンジが行われており、鷲の上に銘文”IN GOD WE TRUST”があるタイプと無いタイプに分かれます。
1839年から1866年にかけて発行された銘文の無いタイプでは発行年度により価格はまちまちですがMS60でカタログ価格1400USDのコインもあり、実勢価格(実際に市場で取引される値段)も同等程度である事からデザインとしては手に入れやすいアンティークコインとなっています。
1866年から発行された銘文のあるタイプもカタログ価格が安いものではMS60で500USD程度となっており、手に入れる事は難しくありません。
ハーフ イーグル5ドル金貨まとめ
19世紀前半のアメリカのコインは希少なものが多く100万円〜が実勢相場となっており買取業者による買取の場合も高額査定が期待できます。今回の記事が古銭の買取査定価格の参考になりましたら幸いです。