こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は中国聯合準備銀行1分アルミ貨(壹分硬貨)の価値と買取相場について記載して行きたいと思います。

この古銭では民国32年銘が特年となっており、業者による買取価格も高くなっています。また、非常に価値の高い試鋳貨(見本貨幣)が存在し、以前、国内で22.4万円で取引されたことがあります。

中国聯合準備銀行古銭1分アルミ硬貨の詳細

中国聯合準備銀行古銭1分アルミ硬貨

画像は中華民国30年から32年にかけて発行された中国聯合準備銀行1分アルミ貨(壹分硬貨)です。表面・裏面のデザインは1角アルミ貨5分アルミ貨と同様となっており、詳細は下記の通りです。

直径 16mm
量目(重量) 0.68g
素材 アルミニウム
表面 天壇と額面
裏面 年号銘など
年号銘 極美品 並品
中華民国30年 1,000円 200円
中華民国31年 1,000円 200円
中華民国32年 4,000円 800円
年号銘 極美品 並品
中華民国30年 8USD 3USD
中華民国31年 6USD 1.5USD
中華民国32年 31.25USD 8USD

中国聯合準備銀行の古銭

中国聯合準備銀行(ちゅうごくれんごうじゅんびぎんこう)とは1938年3月1日に中華民国臨時政府の発券銀行として北京に設立され、ポツダム宣言受諾により閉鎖された銀行です。

発行された古銭は3種類(試鋳貨を含めると5種類)で額面は1角・5分・1分となっています。1分硬貨では下記のような試鋳貨(見本貨幣)が取引されたことがあり、もし同様のものならば高額査定が期待できます。

価値の高い1分アルミ試鋳貨

試鋳貨(見本貨幣)
試鋳貨(見本貨幣)

1分アルミ試鋳貨(見本貨幣)の詳細は上記のようになっています。1分と5分額面が存在し、どちらも米国のカタログ価格は1,500USD、素材は銀です。

国内ではPCGS鑑定済みSP62が2019年に22.4万円で取引されているため、同様のものならば20万円前後での買取も期待できるでしょう。

中国聯合準備銀行貨幣1分アルミ硬貨の買取相場

下記は私が調べた中国聯合準備銀行貨幣1分アルミ硬貨の実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)と買取相場です。

古銭詳細 実勢価格 買取相場
民国30年 PCGS SP62 224,000円 〜200,000円
民国30年 PCGS MS65 10,800円 〜6,500円
民国31年 極美品+ 1,000円 〜200円

SP(試鋳貨)グレードは米国のカタログ上も1500USD(約16.5万円)の値が付いている事もあり、業者による買取価格も高額が期待できます。

一方、通常貨で極美品以下の状態の古銭については骨董(アンティークコイン)としての価値は乏しく、業者による買取価格は数百円程度が相場の上限です。今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。