こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は満州国の貨幣である1分銅貨、旧1分アルミ貨、新1分アルミ貨、1分マグネサイト貨、5厘銅貨の価値と買取価格について記載して行きたいと思います。
大満州国1分銅貨の買取価格
画像は大同二年銘の大満洲國壹分銅貨です。大同2年から康徳6年にかけて製造され、量目(重量)は5.0gとなっています。実勢価格は旧1角白銅貨や5分白銅貨に比べると高くなっており、未使用以上の状態の場合、数千円での買取になる事もあります。
未使用の買取相場
実勢価格 | 買取価格 |
---|---|
5,000円以下 | 2,000円以下 |
実勢価格とは業者が販売し実際に市場で取引された値段のことです。買取業者は実勢価格を元に古銭や記念硬貨の査定を行い買取価格を決めます。
大満州国 旧1分アルミ貨の買取価格
画像は康徳八年銘の大満洲國旧壹分アルミ貨幣です。康徳6年から康徳10年にかけて発行され、量目は1.0gとなっております。現存数が多いため価値はあまり高くなく、業者による買取価格は高くても数百円が相場となっております。
未使用の買取相場
実勢価格 | 買取価格 |
---|---|
800円以下 | 200円以下 |
満州帝国 新1分アルミ貨の買取価格
画像は康徳十年銘の満洲帝國新壹分アルミ貨幣です。「満州帝国新5分アルミ貨」や「満州帝国新1角アルミ貨」と同様に旧1分アルミ貨と比べると量目が軽くなり、わずか0.55gの重さとなりました。
価値は旧1分アルミ貨に比べると若干高くなっており、未使用以上の状態ならば300〜500円程度での買取になることもあります。
未使用の買取相場
実勢価格 | 買取価格 |
---|---|
1800円以下 | 500円以下 |
満州帝国1分マグネサイト貨の買取価格
画像は康徳十二年銘の満州帝国1分マグネサイト貨です。5分マグネサイト貨と異なり、康徳十二年のみ発行されました。量目は0.62gで極美品の実勢価格は2000円から3000円程度が相場となっております。
極美品の買取相場
実勢価格 | 買取価格 |
---|---|
3000円以下 | 1200円以下 |
大満州国5厘銅貨の買取価格
画像は特年の大同二年銘の大満州国5厘銅貨です。満州国の5厘硬貨は画像の銅貨のみで、アルミ貨やマグネサイト貨は発行されていません。
量目は3.5gで年号銘によって価値が大きく異なり、日本のカタログ価格は下記のようになっています。
日本のカタログ価格
詳細 | 未使用 | 美品 |
---|---|---|
大同2年 | 20,000円 | 7,000円 |
大同3年 | 6,000円 | 2,000円 |
康徳元年 | 5,000円 | 1,500円 |
康徳2年 | 5,000円 | 1,500円 |
康徳3年 | 10,000円 | 4,000円 |
康徳4年 | 6,000円 | 2,000円 |
康徳6年 | 55,000円 | 30,000円 |
特年の実勢価格はカタログ価格よりも高いことが多く、私が調べた国内外の実勢価格は下記のようになっております。
5厘の実勢価格
詳細 | 実勢価格 | 買取相場 |
---|---|---|
康徳6年 未使用+ | 1,380USD | 〜120,000円 |
大同2年 未使用+ | 57,200円 | 〜44,000円 |
大同2年 準未使用 | 37,000円 | 〜28,000円 |
大同2年 極美品 | 15,000円 | 〜10,000円 |
満州国貨幣の買取価格まとめ
いかがだったでしょうか?満州国の硬貨は価値が高いものは少ないですが、5厘銅貨の特年(康徳6年銘)は価値が非常に高くなっており、状態が良ければ10万円を超えるような高価買取が期待できます。今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。